おひとり様文化
かつて日本では、おひとり様首相が、絶大なる人気を誇ったことがあった。日本では、おひとり様というのが、ハンデではなく、場合によっては、もてはやされる傾向の場合もあるらしい。猿谷要氏の「アメリカの風」によると、幕末の遣米使節団の時の大統領ジェームス・ブキャナンだけが、唯一の独身大統領であるらしい(ブキャナンの独身の理由は、婚約者の服毒自殺による、心の痛手によるとのこと)。この時、のファーストレディ役は、姪にあたる女性が務めたとのこと。面白いのは、この時の幕府の副使・村垣範正が日記で、大統領謁見の時に「かかる席に婦人あまた装いて出るも奇なり」と書いていることである。現代の日本人は、幕末の侍の日記と、バカにしてしまいそうだが、本当に笑えるのか。
もともと日本は、米作農業国であり、「団体様」ご仕様の国だった。お二人様がスタンダードだった、外国への日本人観光客が、男性陣だけの団体客だった時代は、さすがに終わったが、最近目立っているのが、おひとり様の旅行客である。サービス業界は、この日本の文化になりつつある「おひとり様」向けのサービスを、あの手この手と、繰り出しているそうである。それはそれで、悪いことではないと思うのだが、心配なのが、生活の上での「おひとり様」傾向である。物事には、「絶対」というものがないのが、真実だから、ある意味仕方がないが、少なくとも、国の文化として「おひとり様」傾向が定着すると、国家としては人口が減って、衰退に向かうのではないかと、心配する。ただし、国家よりも、個人が幸せであれば良い、とすれば、何の問題もない。
幸か不幸か、といっても幸では絶対にないのだが、3・11以来、「絆」という言葉が、もてはやされている。これが、はたして、どの程度「おひとり様」文化に変化を促すか、注意深く見守っていきたいと思う。
もともと日本は、米作農業国であり、「団体様」ご仕様の国だった。お二人様がスタンダードだった、外国への日本人観光客が、男性陣だけの団体客だった時代は、さすがに終わったが、最近目立っているのが、おひとり様の旅行客である。サービス業界は、この日本の文化になりつつある「おひとり様」向けのサービスを、あの手この手と、繰り出しているそうである。それはそれで、悪いことではないと思うのだが、心配なのが、生活の上での「おひとり様」傾向である。物事には、「絶対」というものがないのが、真実だから、ある意味仕方がないが、少なくとも、国の文化として「おひとり様」傾向が定着すると、国家としては人口が減って、衰退に向かうのではないかと、心配する。ただし、国家よりも、個人が幸せであれば良い、とすれば、何の問題もない。
幸か不幸か、といっても幸では絶対にないのだが、3・11以来、「絆」という言葉が、もてはやされている。これが、はたして、どの程度「おひとり様」文化に変化を促すか、注意深く見守っていきたいと思う。
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