伊豆カフェの旅

 伊豆へ、三泊四日の旅へ行ってきた。以前、義兄の夫妻を誘って、四泊五日の伊豆・箱根旅行をしたことがあるが、この時には100%、サイトシートの旅だったが、今回は三連泊なので、完全な湯治の旅、休養の旅だった。伊豆は、唯一のリピーターの土地でもあるので、何十回も来たに違いないのだが、歳を経るほど、サイトシートから休養の旅へと変質していった。食事ならともかく、カフェーというのは、観光的には邪道みたいなものではある。伊豆の旅は、時計回りに一周するのが定番だった時代、いつも素敵な看板だけを目にして、通過したカエェがあった。五六度目に、ようやく念願のコーヒーを飲むことができたのだが、さすがにうれしかった。名前のメモがないのが残念だが、実際はプチホテルだったらしい。ある年、例によって時計回りで、渋滞を避けて沼津の市内を走っていたら、昔ながらの古い喫茶店があって、素敵な時間を過ごさせていただいた記憶があるが、ここも名前は失念した。昔ならば、喫茶店にはマッチがあって、コレクションできたのだが、近年は、それがないのが、残念である。
 今回、結果的には毎日、どこかでコーヒーを飲んだので、その報告である。初日は、「真鶴アートミュージアム」という新しい、美術館があり、ここで入場券+コーヒー=1000円也、というのを注文した。見学を終えて、もと旅館だった二階の和室で、コーヒーを飲んだが、何よりも、相模湾の絶景が素晴らしく、すっかり満足した。もちろん、コーヒーも美味しかった。
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 二日目、爪木崎を放浪した後、若干の余裕があったので、下田まで足を延ばして、コーヒーでも飲むことにした。ガイドブックにあった「邪宗門」は、素敵な門構えだったが、残念ながら、休みだった。せっかく下田まで来たので、一か所ぐらい、観光しようか、ということで、長楽寺へ行った。ここへ行く途中に、素敵な掘割の景色が見えたので、了仙寺の駐車場へクルマを停めて、歩いてみることにした。勉強不足で知らなかったのだが、このあたりは「ペリーロード」という観光スポットらしく、面白そうな店も並んでいた。カフェがあれば入ろうと思ったのだが、ほとんど閉店状態だった。しばらく歩いて、帰ろうと思った時に「ぺぺ」という店が目に入った。ブレンドが450円、ブルーマウンテンが500円という値段に、少々おかしいな、と思いつつも、ブルマンを頼んでみた。はっきり言って、疑問の味だったが、それ以上にがっかりしたのが、マダムの客との無作法なおしゃべりだった。コーヒーの味はともかくとして、内装やBGMなどはそれなりの店なので、返す返すも残念だった。ただし、今時珍しい「喫茶店マッチ」があったので、こちらは記念にいただいてきた。
 三日目 この日の天気予報が悪かったので、ゆっくりしていたのだが、昨日のカフェがいまいちだったので、リベンジを狙って「備屋珈琲店」へ行った。店内には、ずらりとカップのコレクションがあり、これだけでも見ごたえがあった。備屋流珈琲は730円とそれなりの値段だったので、1050円也の、ケーキセットを注文した。
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備屋流珈琲は、もちろん気合が入った味だったが、炭火焼にありがちな、苦味だけの味ではなく、きちんとバランスのとれた味で、濃いめの味だったので、エスプレッソのように、少しずつ、味わった。美味しかったので、ミルクも入れずに、飲んでしまった。ケーキも、なかなか本格的で美味しかった。ゆっくりしているうちに、お昼が近づいてきたので、ついでにここで、昼食もとることにした。この店には、「シチュー物語」という副題もついていて、看板のメニューらしいが、よりリーズナブルなハンバーグを注文した。シチューと同じ味のソースだったので、とても美味しかった。たっぷり、3時間ばかり至福の時を過ごした。
 四日目、この日は、休日なので、ひたすらに帰った。小田原厚木道路の平塚PAで、ごく普通のブレンドコーヒーを飲んで、今回のカフェーの旅を終えた。

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