白馬岳登山③ 白馬岳頂上

 白馬山荘の部屋は、富山県側にある、3号棟3階の19ブロックだった。個室ではないが、2人部屋に、入り口の扉が無いような構造なので、プライベート的には、まあまあの感じだった。とりあえず、疲れたので、昼寝をした。窓の外は相変わらずガスっていて、どうしようもなかった。しかし、明日の天気の保証もないので、とりあえず、43年ぶりの白馬岳頂上への再会を果たすことにした。出発したのが、14:20で、霧の中を歩いていくと、二股に出た。右折すると、松沢貞逸翁のレリーフがあり、そこで、記念写真を撮ってもらった。さらに登って行くと、先ほど直進した道と合流し、程なく人がざわざわしている場所があり、そこが白馬岳の頂上だった(14:38)。43年前と同じく、新田次郎の「強力伝」で有名な、展望表示台が頂上にどっしりと構えてした。
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しかし、白馬岳という標識は、何となくみすぼらしいものしかなくて、山に力を入れない、逆に言えば、ほっといても、人が山に登ってくるので、営業努力をしない、長野県を象徴しているような感じがした。しかも、登山道のお花畑の管理は、どうやらお隣の富山県がやっているらしく、そのあたりの縄張りが、どうなっているのかは分からなかった。白馬岳は、主な登山口が、信州側にあるので、白馬岳は、やはり信州の名山、という格付けが正しいのではないだろうか。帰りに、信州側の崖のふちを歩いていたら、ウルップソウやコマクサなどが咲いていて、さすがに花の白馬岳だ、と改めて感心した。山荘に戻り、我々の定番である、山でのコーヒーを飲みに、レストランスカイプラザ白馬へ行ったら、銀座の店よりも繁盛していて、席を見つけるのに、苦労した。ようやく相席をお願いして、ホットコーヒーと、ホットココアを注文した。
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しばらくして、相席のビールを飲んでいたオジサンが、自慢話を始めたので、同じく相席のお兄さんと、聞き役に回っていた。そのうちに「どのくらい山に登ってますか」と聞かれたので「百は登ったんですけど、今回の白馬岳は、夫婦で一緒に登った百番目の山です」と話したら、びっくりしていた。少しだけ、ガスが薄くなってきて、頂上らしい姿がチラチラと見えてきたので、何回もシャッターを切ったが、やや虚しかった。そのうちに、日の入りの時刻になり、期待して、外に出たが、残念ながら、こちらもダメだった。ただし、すぐ下の村営山頂小屋や目の前の旭岳は、何とか見えていた。午後5時になり、夕食になった。出来合いのハンバーグが、妙に不味かった。昨日までのご馳走と比較したのが、余計に良くなかったのかもしれない。その後、テレビの天気予報を見たが、白馬村の天気は、一日中曇、という予報だった。山の天気は分からないものの、微妙な気分だった。3号棟の玄関に、白馬山荘の手書きの行程時間が書いてあった。それによると、鑓温泉経由猿倉への下山のトータルが、9時間コースになっていた。一方、白馬大池から栂池高原へ行く、一般的なルートは、6時間となっていた。大雪渓を下りる選択もあったが、時刻が早いと、凍っているような部分があったのと、明日が土曜日で、大勢の登山者と大雪渓でやり過ごすのは、気分が良くなさそうなので、こちらの選択は削除した。お互いに、思ったよりも疲労感があるのと、明日は土曜日で、鑓温泉のお風呂に、ゆったりと浸かっている余裕もなさそうだったので、栂池コースに変更することに、この日のうちに決定した。天井のしずくが落ちたので、深夜に枕の位置を逆にして、寝ることにした。おやすみなさい。

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