絶景 山田湾

 風景には、有名な風景とそうではない風景の2種類があるらしい。今回の、三陸の旅では、有名な風景として浄土ヶ浜や北山崎を訪れた。有名ではない風景としては、重茂半島魹ヶ崎を訪れたわけだが、この重茂半島は、前にも書いたが、なかなかハードな道路だった。このくねくねした県道を走り終えて、左手に、ほっとする風景が見えてきた。後で、名前を知ったのだが、ここが山田湾だった。ここは、たまたま、今旅をしている、火野正平「きらり東北 日本列島縦断こころ旅」岩手県の、一番最初に紹介された風景でもあった。テレビでは、織笠漁港からの、大島小島が、雨にけぶっていた。自分が見たのは、90度ほど角度が違うが北からの山田湾の眺めだった。
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実に、のどかな海の風景だった。この雰囲気が一変したのは、元は市街地だったと思われる、荒廃した場所に来た時だった。
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今回の旅では、北から南下した。野田の街も、たしかにぼろぼろに痛めつけられていた。ただ、先を急ぎ、走り抜けたために、遠くから望遠しただけだった。田老の街もひどかったが、もっと遠くからだった。それに比べて、山田の街の場合は、街のそばを走り抜けたので、衝撃は大きかった。昨年の春も、南三陸や陸前高田の、悲惨な光景を目にしたが、あれからもう、1年半も経っていた。結局、山田では、道の駅で買いボラをしただけだったが、オランダ島という名前が、印象的だった。
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江戸時代に、湾の大島に、オランダ船が着いたことがあったらしい。山田湾は、おっとりとした、無名の湾だが、母の胎内にいるような感じのする絶景だった。山田湾の北側が、重茂半島である。そして、南側は、船越半島から抱かれるような形をしている。聞くところによると、舟越半島は、あの北山崎よりもすごい絶壁があり、日本一だとも聞く。この次の、三陸の旅では、ぜひ訪れてみたいと思う。

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