八幡平、茶臼岳

八幡平、茶臼岳                      2014年6月15日
 八幡平は、日本百名山に名を連ねているが、深田自身も言っているように、美ヶ原などと並んで、逍遥の山なので、最高地点を踏んでも、あまり達成感がない。美ヶ原なら、麓の牧場から登るべきだし、八幡平も、茶臼岳あたりをぜひ歩いてみたいと、計画していた。昨年10月、紅葉真っ盛りのころに、八幡平アスピーテラインを登ったのだが、2度の挑戦にもかかわらず、風雨が強く、茶臼岳は断念した。今回は、白神岳の前哨戦として、計画した。本来、公共バスを使って、茶臼口⇒茶臼岳⇒八幡平見返り峠のコースを歩きたかったのだが、バスが片道一本しかなく、とても利用できる状況にはなかったので、次善の策として、黒谷地から、茶臼岳をピストンすることにした。今年も、天候には恵まれず、ガスっていたので、状況によっては、黒谷地湿原から戻るつもりだった。雨具を着こんで、黒谷地駐車スペースを出発したのは、ちょうど9:00だった。いきなり、雪の壁が、通路をふさいでいたが、何とかトラバースして、先へ進んだ。しばらくは、整備された木道だった。しかし、古くなって、傾いていたり、雨でつるつるしていたので、正直な話、おっかなびっくり、という感じだった。最初に、ショウジョウバカマの花が目に付いた。しばらく歩くと、湿原があり、可愛いミズバショウが咲いていた。
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6月は花のシーズンであり、考えてみれば、ミズバショウのシーズンでもあるのだが、想定をしていなかったので、とても嬉しかった。ミズバショウといえば、人でゴミゴミした尾瀬のイメージが、インプットされているので、霧の中に浮かびくる、遥かな八幡平のミズバショウは、まるで別次元の、ミズバショウを見る感じで、とても感動した。9:15に、黒谷地震源の展望デッキのある場所へ着いた。
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まだ、雪解けに近い感じで、花は咲いていなかったが、霧の湿原も、情緒があって良かった。ここから、縦走路を右折して、2.5㎞で茶臼岳、という標識があった。幸い、ガスはあっても、風と雨はないので、チャレンジすることにした。6月の八幡平は、5月の尾瀬ぐらいの感じで、雪も多く、なかなかワイルドなルートだった。一番の心配は、ガスの雪原で、ルートを見失うことである。
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赤いテープを、慎重に探しながら、登ったので、思ったよりも時間がかかった。避難小屋に着いたのは、9:42だった。そのまま、狭い道を右折して、茶臼岳へ向かった。時間は短いが、本格的な登りで、三角点のある頂上へ着いたのは、9:53だった。百名山を目指す場合、最高地点を踏んだだけで、達成のカウントをする人も多いと思うが、八幡平に関する限り、標高は低くても、こちらの方が登りがいがあり、展望も良い(この日は、見えなかったが、茶臼岳は、岩手山の絶景ポイントである)ので、2度目の百名山には、お奨めである。茶臼岳は、展望の他にも、頂上としての風格もある。岩があり、広場もあるからである。
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我々もここで、早い昼食にした。10:03に下山を開始した。7分ほどで、避難小屋である茶臼山荘へ着いた。
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偵察も兼ねて、中に入ったら、トイレも含めて、とても立派な建物だった。10:10に、山荘をスタート、雪の残る下り道を慎重に歩き、黒谷地湿原には10:47に着いた。変な話、下りの方が、写真を撮りながら下ったせいか、時間がかかったことになる。結局、11:00に黒谷地駐車スペースに着いた。所要時間が2時間というわかりやすい時間だった。今回は、断念したが、機会があれば、源太森あたりも、ぜひ歩いてみたい。

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