ヨコ鉄柱

 実質は、囲碁研究Ⅳという内容である。今年も、湯河原で、東京都中学校囲碁連盟主催の「囲碁研修」にOBとして、参加してきた。この研修会には、女流の打ち手としてその名を知られる金井和子先生に、講師として、参加をいただいている。指導碁の後の検討の時に、「ここはヨコ鉄柱でしょう」という、という話が聞こえてきた。石が二つ並ぶことを、「ナラビ」というが、4線から3線にぶら下がる打ち方を、特に「鉄柱」という。鉄柱は柱なので、タテなのだが、たまたま横に強く並んだ形を「ヨコ鉄柱」と表現したらしい。囲碁は、覚えてからすでに50年は過ぎているはずだが、この言葉は、初めて聞くので、とても新鮮な気がした。ところで、NHKの「囲碁フォーカス」の講師が、いつの間にか、ドラゴン先生から、囲碁ドクターの水間講師に替わっていた。その第一回の講義が、強い石の見極め、ということで。単独の石と、二本並びの石と四本並びの石との三択で、どれが一番強いか、というクイズ(質問)をしていた。答えは、もちろん四本並びが一番強く、二番目が二本並び、そして単独の石が一番弱い、という説明だった。言わんとするところは、手数が多いほど接近戦には強い、ということだったようだ。
 自分の答えは、一番が四本並びで、二番目が単独、一番弱いのが二本並びではないのかと、その質問をまじめに考えた時には、思った。というのも、星にかかってきた石に、コスミツケる戦法がある。これは、隅をブロックするという意味が強いのだが、他には、相手の石を重くして、攻撃の対象にする、という考えもその中にはある。ところが、置き碁などで、このコスミツケを多用すると、二本になった石が、単独の石よりも強化されて、逆襲を食らうことが良くある。これなどは、水間理論が正しい、という証明になるのかもしれない。
 ところで、囲碁研修には、さまざまな棋力の方が参加されていて、6子以上の置き碁になることも多い。問題は、6子以上の置き碁には、三連星がたくさんあることである。三連星は、プロでも運用が難しくて、現代の碁では、実践例が少ない。この、プロでも難しい三連星を、アマチュアの弱い人に強要させるのだから、理不尽ではないのか、というのが、自分の意見である。辺の石は、ほとんどの場合、白の攻撃対象になり、そのどれかが取られて、白勝ちというケースが多いようだ。序盤から、隅の星を中心に実利を目指すと、ほとんどの場合、辺の星と、兄弟喧嘩になってしまうことも多いようだ。三連星を無くすには、自由置き碁という方法もあるが、これがあまりにも革命的であるとすれば、辺の石は、星下に置くのが実践的であるように感じる。
 ところで、囲碁研究のその後だが、囲碁雑誌の付録がたくさんある。もちろん、読んで断捨離したものも多いが、それでも棚一列には並んでいるので、現在は、これをキインエディターで処理して、断捨離しようと思っているる

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