二本松 さくら展

 東日本大震災復興事業として、福島県立美術館で、「フェルメールとレンブラント展」が開かれているが、二本松市大山忠作美術館においても、「二本松 さくら展」が開かれている。門外不出とされている東山魁夷の「花明り」は、震災支援だから、という特別の理由で貸出されたとの話だった。大山忠作の娘である、女優の一色彩子のギャラリートークがあり、いろいろと楽しめた。
 横山大観「春曙」大観の画は、写真で見るのと本物を観るのとでは、特に違うそうである。描かないことで、多くを表現しているとのことだった。 上村松園「櫻がり図」髪の毛のラインが、ずばらしい。 奥村土牛「吉野懐古」土牛は、晩成の画家だそうである。晩年になって、3度訪れた吉野を、最晩年になって描いた、想い出の吉野らしい。実際の吉野よりも、桜の数は少ないが、存在感のある桜が描かれている。 ◎東山魁夷「花明り」モデルは、東山公園の枝垂桜。満月と満開の桜が、奇蹟的な出会いの画である。天辺が明るく、下の枝ほど、闇に沈みかけている。 大山忠作「花霞」智恵子の生家は、造り酒屋で、花霞というブランドの日本酒を製造していたらしい。智恵子記念館のオープンに、大山が描いたらしい。安達太良山の特徴ある山の姿は、まだ雪山である。 大山忠作「日本」日本の絵葉書を描いた、との話だった。雪月花という言葉があるが、雪は富士の雪である。 前本利彦「根尾谷の櫻」淡墨桜の雰囲気が、よく描かれていた。
 ほとんどは、一色彩子さんの受け売りである。この他には、川合玉堂、伊東深水、平山郁夫など巨匠の日本画がずらりで、入場料の410円はリーズナブルだった。 

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