テーマ:仏像

炳霊寺石窟171窟 甘粛省石窟めぐり26

 炳霊寺の特別窟は169窟がメインで、172窟は付録であるらしい。天の桟道みたいな場所を横切って、172窟へ行った。172窟は付録とはいえ、多くの如来や菩薩があり、円形の緑色のきれいな後背の群れがとても鮮やかできれいだった。肩掛けの色も緑色で、背後にある千仏も緑色が目立っていた。この場所は、下からも見えるので、写真を撮るだけならば、下か…
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炳霊寺石窟169窟 甘粛省石窟めぐり25

 炳霊寺は、大仏を別格とするならば、最大の石窟は169窟であり、内容の上でも、もっとも重要な石窟である。位置は、大仏の右肩の上の部分にあり、梯子のような階段を、何段も登らなければ、拝観できないのと、拝観料が高額であるために、敬遠される人もいるように聞く。笑ってしまうのは、下からでも石窟がのぞけるので、行かなかった、などど言う人もいるが、…
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日本海ドライブ 十六羅漢岩 みちのく出羽の旅⑬

 ブルーラインは、すぐに山形県に入り、国道7号線と合流する直前に、突然、十六羅漢岩の標識が目に入った。旅をしたい場所、というのは、何となく頭の中にインプットしているのだが、十六羅漢岩は、何となく気になっていたスポットの一つで、一度は見に行きたいと思っていた。そこで、ナビに逆らって、迷わずに、直進した。ちょっとしたレストハウスと駐車場があ…
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炳霊寺石窟128窟、132窟 甘粛省石窟めぐり24

 前の126窟のほぼ隣である。同じく北魏の窟であるが、近世の清の時代に、戦争に巻き込まれて、荒廃したそうである。修復でも、秋篠寺の伎芸天のようなものならば、新しい創作とでもいえるような素晴らしさだが、こちらは、いかに落っこちていた頭を、上にくっつけました、という感じの三世仏が並んでいた。昔、大分県臼杵の石仏の頭が、落っこちていた時代に訪…
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炳霊寺125窟、126窟 甘粛省石窟めぐり23

 126窟は特別窟で、炳霊寺では大きな窟だが、125窟は、その入り口にちょこんとある感じの窟で、双方ともに北魏の窟である。そして、釈迦と多宝とが、仲よく政談しているのも共通している。125窟は明るい外で政談、126窟は今は、暗い窟内で政談、ということになる。釈迦と多宝とは、双子のように、似ているような気もする。北魏の仏の特徴として、やや…
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みちのくの仏様 黒石寺 みちのく出羽の旅④

 黒石寺の約束の時刻(13:00)まで、まだ一時(いっとき)あったので、スケッチを始めたら、作務衣を来たお姐さんが、収蔵庫の鍵を開けてくれた。黒石寺の歴史は、1300年ほどあるとのこと。北上川の関係で、早くから開けた、とのお話だった。収蔵庫は狭く、薬師如来様は、そこの中央に堂々として、お坐りになっていた。もともとは、金箔のお顔だったのが…
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炳霊寺3窟~11窟 甘粛省石窟めぐり22

 炳霊寺と、漢字で書くともっともらしいが、チベット語で十万を意味する言葉らしい。炳霊寺は、蘭州から黄河の上流にある。このあたりでは黄河は北流しているので、蘭州の南にあたる。中原から西域に向かう場合、必ず黄河を渡る必要があり、このあたりが重要な渡河ポイントだったようだ。現在は、ダム湖が出来て、炳霊寺石窟の下部は水没した。現在は、このダム湖…
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秘仏 一字金輪像 みちのく出羽の旅②

 10月15日 二日目 この日は、仏像鑑賞の一日である。まずは、秘仏御開帳の一字金輪像を拝観が最大の目的で、続いて午後の1時に、黒石寺の仏像拝観を、電話で予約しておいた。まずは中尊寺へ向かった。ちょうど5ヶ月ぶりの中尊寺だが、周りの田んぼの稲刈りが終わった雰囲気が、ちょっぴり違う雰囲気だった。前回も停めた中尊寺の駐車場へクルマを停めて、…
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麦積山121窟、78窟、191窟 甘粛省石窟めぐり21

 133窟(万仏洞)を下に下りると、西崖大仏の足元に出た。遠目からはなかなか分からないが、金団みたいな雲に乗っていて、まさに浮遊している感じが、面白かった。再び階段を上り、大仏の顔の高さあたりまで登った。もう一つの特別窟121窟の見学である。小さな窟で、我々8人のメンバーでも、2回に分けて、拝観した。談笑するような仏像が2組あり、特に左…
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麦積山133窟 甘粛省石窟めぐり⑳

 こちらも135窟同様、特別窟で、さらに一段下りた場所にあった。この窟では、釈迦が説法をしているのだが、ここの大スターは、釈迦に対して、耳を傾けるしぐさが可愛い阿難様である。東洋のモナリザと称えられる微笑みが、なんととも言えず、最高である。髪の色が青かったのも、印象的だった。右壁には、貼り付け方式の千仏があり、下部の千仏はかなり、はがれ…
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麦積山135窟 甘粛省石窟めぐり⑲

 麦積山の東崖から西崖へは、一番高い場所を、桟道でとトラバースする。東崖へ到達すると、今度は階段を下る。135窟は、比較的大型の窟で中は真っ暗だ。ライトを頼りに、仏像の鑑賞をするのだが、真っ暗なので、強力なライトが欲しい。右側の与願施無畏印の仏様は、スマートで螺髪がなく、眉毛が下を向いていた。何より素晴らしいのが、シルクのような写実的な…
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麦積山4窟、5窟 甘粛省石窟めぐり⑱

 千仏閣からさらに上にあがると、ちょうど東崖大仏の上に出る。ここには、麦積山で、一番高く、一番大きくて、下から見ても一番に目立つ4窟がある。やはり、北周時代の七仏閣で、下の七仏閣と区別して、上七仏閣もしくは、散華楼ともいうらしい。七つの龕と言うよりは、立派な窟と言うべき大きさの龕があり、その中に、一仏八菩薩もしくは、一仏二弟子四菩薩の塑…
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麦積山3窟、9窟 甘粛省石窟めぐり⑰

 13窟(東崖大仏)から右にあがって、高さ的には、大仏様の肩あたり、菩薩様の頭あたりの東側に、9窟がある。七つの龕に七つの仏が祀られていてる七仏閣だが、それぞれが大きな龕なので、一つの窟ぐらいの存在感があった。七仏とは、釈迦までに釈迦を含めて7人の仏陀がいたとする考えの七つの仏たちである。北周時代から造られたという。次々と、塑像のある龕…
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麦積山13窟、36窟、37窟 甘粛省石窟めぐり⑯

 麦積山石窟は、インドや西域を含めて、多くの石窟寺院が、河に浸食された崖に開鑿されたものが多いのに対して、山そのものに開窟している。その意味では、スリランカの石窟寺院に似ているし、ちょっと遠目には、スリランカのシギリヤロックにも似た風貌だった。麦積山は、中国三大石窟にヒケをとらない、というひともいるけど、現在は、四大石窟に格上げされたら…
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莫高窟254窟 甘粛州石窟めぐり⑮

 莫高窟は、危機的状態にある、といわれている。そのためには、さまざまな対策が講じられているようだ。昔ながらの模写、現代的な3Dによるデジタル保存のようなことである。この窟は、その模写と写真撮影のために、立ち入り禁止になっていた。我々は特別許可で、見学ができた。かなり大型の窟で、一見して、古いタイプだと分かった。形式は、北魏の中心柱窟で、…
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莫高窟57窟 甘粛省石窟めぐり⑭

 京都西山勝持寺、通称花の寺に美しい菩薩様がいる。拝観した時、厨子の中は真っ暗だった。やがてライトアップされると、その素晴らしさに、思わず歓声があがるほどだ。ところで、今回は、特別窟57窟だ。莫高窟の石窟は、例外を除けば、基本的には真っ暗で、ガイドの照らすライトで鑑賞することになる。ここでガイドは、花の寺式演出をしてくれた。暗闇の中から…
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莫高窟45窟 甘粛省石窟めぐり⑬

 いよいよ、特別窟の登場である。特別窟は日本人ぼったくりの説もあるが、今のところ、見せてもらえるだけでもありがたいとしたものだろう。ただし、仏像に興味が薄く、単に莫高窟見学だけが目的ならば、特別窟を見る必要はない。もし、中国人観光客が、日本人観光客なみにリッチになり、目が肥えて、特別窟に殺到するような状態になれば、おそらく、特別窟は、拝…
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莫高窟85窟 甘粛省石窟めぐり⑫

 午後最初の見学は、真ん中に近い莫高窟85窟からだった、しかし、この窟は謎の窟だった。というのも、どこにもその資料がなく、どんな窟なのか、事前には分からなかったからだ。莫高窟は現在、一般窟(27窟)と特別窟(13窟)の他に、調整窟というものが存在するらしい。調整窟というのは、観光のハイシーズン(春と秋の連休や夏休み)に、一般窟が相当に混…
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莫高窟172窟 甘粛省石窟めぐり⑪

 来年(2013年)からは、敦煌莫高窟の壁画が、見られなくなりそうだ、という噂がもっぱらである。実際のところ、今年(2012年)の10月には、ある施設(バーチャルセンターというらしい)が完成した。その施設とは、初めにビデオ(もしくは、精密なレプリカ)を見せて、莫高窟の紹介をして、本物の石窟の見学を、限りなく厳しく制限する、というシステム…
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莫高窟148窟 甘粛省石窟めぐり⑩

 148窟は、莫高窟にある二つの涅槃窟のうちの一つ(もう一つが、特別窟である158窟である)で、南の端から3番目に位置する。ところで、この二つの窟の寝釈迦仏を比較するのは、かわいそうなぐらいである。世界一の涅槃像と言われる158窟の寝釈迦様が素晴らしいのに対して、残念ながら、清代に補修された148窟の寝釈迦様はどうしても見劣りするのは、…
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莫高窟130窟、96窟 甘粛省石窟めぐり⑨

 莫高窟には二つの大仏窟がある。高さ35.5mの弥勒大仏(北大仏)の96窟と、高さ26mの弥勒大仏(南大仏)の130窟である。奈良の大仏が高さ18mだから、96窟の大仏は約2倍、130窟の大仏でも約1.5倍という巨大な仏像である。作成時期は、96窟が初唐、130窟が盛唐とされている。お顔は、似ているようにも思えるが、96窟の弥勒仏が武則…
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莫高窟249窟 甘粛省石窟めぐり⑧

 259窟からは、7窟ぐらいの離れている。西魏の窟である。西魏は、北魏が分裂してできた国なので、北魏の次の時代であり、次の北周に続く。伏斗形の窟としては、最古のものだそうである。広い天井一帯に、色彩豊かな壁画が描かれ、華麗な印象の窟だった。このような天井を藻井というらしい。そして、天辺の模様は、三角形を隅送りしたラテルネンデッケという形…
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莫高窟259窟 甘粛省石窟めぐり⑦

 2階へ降りる。この窟も見学予定外の窟だった。窟は半分崩れかけていた。現状はもちろんなんとか保存できる状態にはなっていた。この窟は、最古の北魏の窟、との説明だった。釈迦と多宝とが対話する二仏併存のスタイルである。如来の肉桂は高く盛り上がり、螺髪が波型なのが、目を引いた。肩幅もしっかりしておりガンダーラの影響があるように感じた。お互いに、…
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莫高窟427窟 甘粛省石窟めぐり⑥

 すぐ隣の427窟である。前室を伴う、隋代大型の中心塔窟である。隋は、期間が短かったが、密度的には、唐よりも熱心に窟を開鑿した。隋代は、わずか37年間で110窟、唐代300年間で、247窟なので、その実質的な密度が高いことが分かる。主室は三世仏の窟で、狭苦しいぐらいの感じである。隋の像は、どれも手が大きく(顔が大きいという説もある)、堂…
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莫高窟428窟 甘粛省石窟めぐり⑤

 3階まで上がって、これまた予定外の428窟を見学した。この窟は中心柱窟としてはかなり大型で、かつなかなか個性的な窟だった。隋の前の北周の窟なのだが、おどろおどろしいぐらい色が鮮やかな仏たちが、自分には異国情緒たっぷりの仏様に見えた。正面の如来は、螺髪が青色、僧祇支という肩衣が緑色、僧伽梨という大衣が赤色の配色なので、その印象が濃いのか…
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莫高窟332窟 甘粛省石窟めぐり④

 329窟から3つ隣の332窟である。初唐には珍しい中心柱窟である。中心柱窟は、文字通り窟の中心に大きな柱を残した形の窟で、トルファンのキジル石窟などで、なじみの形なので、懐かしいような形ではある。特に、後ろに涅槃像があるスタイルは、あちら方面には多かった。ただし、柱はかなり後方で、主室の三つの壁には、それぞれ一仏二菩薩の、三世仏の三尊…
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敦煌莫高窟見学の危機

 今年の夏、四姑娘山の旅に行った時のことである。次の旅先の話になって、次は河西回廊です、と話したら、敦煌莫高窟は、もうすぐ見られなくなるそうですね、という反応があった。初めて聞く話なので、あいまいに、そうですね、ごまかして相槌を打っておいた。今回、河西回廊の旅に、単独で参加された女性も、敦煌莫高窟が来年からは見られなくなるので、このツア…
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敦煌莫高窟329窟 甘粛省石窟めぐり③

 すぐお隣の329窟。こちらも予定外の窟だった。しかし、とてつもなく素晴らしい窟だった。入り口の上に大きな穴が開いていて、これは宋代の建物の梁のほぞ穴の痕らしい。こちらも、初唐の伏斗型窟。西壁中央龕の中には、清代の塑像があるが、これらはチラッと見るだけである。北壁(右)に釈迦の物語の壁画があった。象のお腹が、麻耶夫人のお腹に当たり、前世…
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敦煌莫高窟328窟 甘粛省石窟めぐり②

 323窟からは、実質3窟めの328窟である。形は、同じく伏斗型窟。一般窟としては、とても質の高い塑像がたくさんあった。この像は、初唐のオリジナルなので、価値が高いらしい。釈迦二弟子二菩薩二天王のいわゆる七尊仏である。釈迦は結跏趺坐して、肉桂螺髪もしっかりしていた。我々にもなじみがある感じで好ましかった。釈迦の後背も、オリジナルで、素晴…
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敦煌莫高窟323窟 甘粛省石窟めぐり①

  今回の旅で、見学した主な窟の印象などを、備忘録を兼ねて、書いてみる。 莫高窟では、一番最初に見学した。見学の予定に入っていなかったので、ラッキーだった。初唐時代の伏斗形窟。中国式の斗をさかさまにしたような形の天井をした窟。正面西壁の龕に、如来二弟子、二菩薩の塑像がある。塑像は清代に補修されている。如来の右手の印(普通は与願印)が、握…
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