やっぱりそうか

 自動車の保有台数が、統計上はじめて減少したそうである。やっぱりそうか、という感じである。人口は減少しているのだから、減るのも当然といえば、当然だ。にもかかわらず、道路道路と騒ぐ人がいれば、時代錯誤かと思ってしまう。それでも、都会にこれ以上、人口が集中するのであれば、公共機関の充実が大切だろう。実際の話し、都内などへは、車などで行こうとは思わない。最近はなかなか帰れない島のふるさとだが、トンネルもほぼ掘り尽くして、新しい道路の余地はあまりなさそうに思える。人口は、櫛の歯が欠けるように減っているのだから、コンクリートの産業も、今までとまったく同じ、というわけにはいくまい、と思う。戦争中の言い方ならば、何か転進が必要なのではないか。
 今年のお盆の渋滞は、昨年よりも減少したそうである。やっぱりそうか、という感じである。休日1000円の割引も減ったのだから、減るのも当然といえば、当然だ。にもかかわらず、メディアは、史上最悪の渋滞だ、と騒いでいたのだから、見当違いもはなはだしい。意図は、ミエミエである。メディアは、「高速無料化の悪政」キャンペーンの、絶好の機会と、期待していたからだ。社会化実験は、かなり以前からやっていたはずなのに、まるで、高速無料化のために、お役人が考えたみたいなことを言うキャスターもいるぐらいだ。高速無料化が善政であるかどうかは、微妙な問題なのだが、もう少し、落ち着いた大人の報道をしてもらいたい。
1996/8/30発行の広瀬隆氏の本「「脅迫者の手」には、このようなフレーズがあった。「道路の建設も、これ以上は、やっていけないところまできている。つまり、ゼネコンの仕事は、それ自体が、もう限界に達しているから、日本の経済は、そこには頼れない。それを無視すれば、人間の住む住宅が、自動車によってますます減ってゆく。その限界を超えているからだ。これから百年後の日本に残るのは、マンションと駐車場と道路だけになってしまう」これは小説の中のフレーズだが、小説とバカにはできないと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック