コーヒー 百名山の想い出②

 百名山に登って、ビールで乾杯する人は多い。噂によると、山小屋の収入のかなりの部分は、ビールによる、という説もある。自分としては、荒川中岳の避難小屋で、乾杯をしたのが、唯一の経験である。自分としては、山でコーヒーを飲むのが好きである。水が美味しいせいかもしれない。どちらかというと、下山後にコーヒーというケースが多いのだが、百名山とコーヒーで一席。
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 ①三俣小屋 黒部五郎小屋に一泊、続いて鷲羽山を目指した時のコーヒーブレイクである。二階に喫茶室があり、本格的なサイフォンコーヒーを淹れてくれた。自分がコレクションしている「景色の良い喫茶店」の最上位のカフェでもある。この日は、天気も最高で、窓から槍ヶ岳の雄姿が見えていた。百名山でも、最高のコーヒーだった。百名山の全体験でも、至福の一時だった。
 ②鳳凰小屋 珍しく、早朝未明に自宅を出て、強行登山をしたのが、体に堪えたのか、途中でバテて、横になったぐらい、調子はいまいちだった。観音岳→地蔵岳を縦走して、鳳凰小屋でコーヒーブレイクをした。あーら不思議、カフェインの魔力だったのか元気が回復した。予定では、この小屋に泊まる予定だったのが、元気が出て、下の鉱泉に入りたくなり、その日のうちに下山した。しかし、3時間の下りは、やはり辛かった。
 ③北穂小屋 小屋のデッキで、コーヒーを飲みたくて登った山は、ここが唯一かもしれない。2度目の奥穂に登り、その日のうちに、あこがれの北穂へ向かった。滝谷は、ガスがかかって、壮絶な雰囲気だった。唯一の難点は、クレゾールが匂ったことだった。若き日の想い出である。
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 ④蛭ヶ岳山荘 百名山を完登した記念に、山荘で記念のコーヒーを飲んだ。天気の回復が遅れて、肌寒い山頂だったので、心にも体にも暖かい、思い出に残る、コーヒーブレイクだった。
 ⑤月山・仏生池小屋 2度目の月山は、強風に阻まれて、登頂目前で敗退した。下山の途中で、砂漠のオアシスの如く現れたのが、仏生池小屋だった。休憩には、何か飲み物を頼むことになっているが、迷わずコーヒーを頼んだ。そして、お昼も、そこで食べたのだった。
 ⑥空木岳・木曽殿山荘 この小屋は、ウエルカムで出された、梅漬けが、とても印象的な山小屋だった。ウエルカムの「お返し」に頼んだのが、「義仲の力水」で淹れていただいたコーヒーだった。名水で飲むコーヒーは、美味しいものだ、ということを、改めて認識したのだった。
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 ⑦燧ケ岳・長蔵小屋 尾瀬沼の湖畔に早く着いてのんびりとしたひと時を過ごした。緑陰読書には最適の場所だが、あいにく本は持っていかなかった。しかし、絶景の燧ケ岳&尾瀬沼の景色を眺めながらの一服は、至福のひと時だった。
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 ⑧甲武信岳・甲武信小屋 絶品だったヤマザキのデニッシュパンでお昼にしようと思って、コーヒーを注文したら、主人も休憩だ、と言いながら、ひと時のおしゃべりをした。パンを御馳走したら、秘密の近道まで教えてもらった。山小屋の主人は、人恋しいのかもしれない。
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 ⑨霧ケ峰・コロボックルヒュッテ 車でも行けるので、やや不適切だが、山小屋のコーヒーも、山旅の目的の一つだったので、ランクインした。室内には、皇太子ご夫妻が飲まれたソーサーやマグカップが飾られていた。もちろん、景色も良く、デッキも広い。
 ⑩岩手山・八合目避難小屋 100円也の値段につられて頼んだ。お湯がぬるい、ということで、沸かし直してくれたインスタントのコーヒーだった。コーヒーは、ご主人とおしゃべりできるのが楽しい。四合目までは旧道を、そこからは新道が歩きやすいと、アドバイスしていただいた。
 ○赤石岳・荒川三山の山旅は、毎日がコーヒーブレイクだった。初日、赤石小屋に着いた記念に、まず一服のコーヒーをいただいた。二日目、荒川小屋では、荷揚げの忙しいのに、所望してコーヒーをいただいて、これからの荒川岳登山の英気を養った。三日目、仮営業の千枚小屋では、カップのうどんと蕎麦を食べたが、食後にセルフサービスの100円コーヒーをいただいた。
 ○コーヒーは、下山してからの一服も美味しいものである。恵那山の帰り「秋桜」という店でいただいたコーヒーは、絶品だった。
 

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