雪村桜、関谷のサクラ みちのく旅ボラ祈念紀行⑫

 三春の蔵のカフェフローリアンから、雪村庵へ向かった。桜がだめでも、梅があるので、間違いはないだろうと思っての、選択である。ここは、郡山市だが、間違いなく三春の桜である。遠くから、雪村桜が見えた時は、震えるような感動を覚えた。
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というのも、後ろが見事な竹林で、雪村桜を見事に演出していた。桜は、まだ咲きはじめの段階だったが、それだけに細かい枝が、まるで生き物のように躍動感があり、足元からゾクゾクした。そばには、雪村梅が咲き誇り、美しさを競っていた。ここが良かった一番の理由は、人がほとんどいなかったからかもしれない。静寂感が、この雰囲気を包み込んでいて、例えようもないすばらしさだった。滝桜の晴れ姿は見られなかったが、雪村桜の感動は、十分にそれを補ってくれた。昨日、開花情報を調べたら、内出のサクラが、開いているとのことだったので、最後に、ここを訪ねた。この桜は、樹齢220年と推定されているらしい。農家の庭を通って、桜の麓まで行くと、桜の大きさや高さが実感できた。
 
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一般に、枝垂れ桜は、遠くから鑑賞することになる。特に、老木は、根の上を歩き回ると、樹勢を痛めることになるので、ほとんどは立ち入り禁止になっている。内出のサクラは、観光の桜ではないので、駐車場はないが、本当に樹の麓まで行って、咲いている桜を見上げることができた。
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満天の星、という言葉があるが、ここの桜は、まさに満天の桜で、空全体が桜という、すばらしい体験を味わうことができた。ここの桜が、一番に開いていたので、純粋の桜の花の鑑賞としても、ここが一番良かった。見ればきり果てないが、このくらいにして、ホテルへ向かった。しかし、何となく郡山市立美術館で、雪村の画が見られるような気がして、わざわざ寄り道をしてみた。すると、残念ながら、雪村展は3月一杯で終了していた。しかし、代わりに手塚治虫の特別展を見ることができた。
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手塚展は、全てがオリジナルな原画ばかりで、とても素晴らしかった。手塚氏が、文化勲章をもらわなかったのは、返す返すも、日本のために損失だったと思う。彼のヒューマニズムは、実にすばらしいと思う。それにしても、市立の美術館としては、実に立派なもので、郡山市の経済の発展を確認する思いがした。夜に、郡山駅の周辺を歩いてみた。郡山市が経済的に発展した都市だ、ということは市立美術館で分かったが、この街は、悪く言えば東京の植民地みたいな街、よく言えば、アメリカ合衆国の都市のような感じがした。駅周辺は、全国、どこにでもあるような、全国チェーン店の名前で、あふれていた。結局、適当なレストランもなくて、とんかつの、有名店に入った。ただし、春霞という、福島らしい名前のメニューだったので、ヨシということにした。この日も、とても充実した一日だった。

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