麦積山3窟、9窟 甘粛省石窟めぐり⑰

 13窟(東崖大仏)から右にあがって、高さ的には、大仏様の肩あたり、菩薩様の頭あたりの東側に、9窟がある。七つの龕に七つの仏が祀られていてる七仏閣だが、それぞれが大きな龕なので、一つの窟ぐらいの存在感があった。七仏とは、釈迦までに釈迦を含めて7人の仏陀がいたとする考えの七つの仏たちである。北周時代から造られたという。次々と、塑像のある龕を通り過ぎ、4番目の4龕を拝観した。ここは、釈迦如来と、阿難、迦葉がいた。釈迦は、目がくっきりした印象で、蓮座に座られていた。後背は、火炎であり、後ろで飛天が散華していた。全体を覆うように、ガシュウという鬼がいたが、これは仏たちを守っているのだろう。双頭の飛天がいたのが、珍しかった。さらに、9窟の真上にあるのが、3窟で、千仏が祀られているので、千仏閣という。ここ甘粛省石窟めぐりでは、多くの千仏と巡り合ったのだが、一番最初の千仏であり、一番立派な千仏だった。大きさは、1m近くの坐像で、それぞれが個性があり、微笑んでいられたのが、印象的だった。千仏閣は廊下のような長大な窟で、上下2段の仏様たちがずらりと並んでいた。上段の仏様たちはきちんと修復がなされていたが、下段の仏様たちは、傷みが激しい様子だった。これは、むかし、桟道が十分に整えられていなかった時代に、畏れ多くも、下段の仏様たちを手すり代わりに使ったので、摩耗してしまった、との説明だった。実際には、足元の下にも仏様たちが2段みられたが、実際には、全体で6段の構成になっているそうである。そして、さらに上にあがると、一番高くて、一番大きくて、下から見ても一番に目立つ4窟がある。やはり、北周時代の七仏閣で、下の七仏閣と区別して、上七仏閣もしくは、散華楼ともいうらしい。七つの龕と言うよりは、立派な窟と言うべき大きさの龕があり、その中に、一仏八菩薩もしくは、一仏二弟子四菩薩の塑像がある。壁面には、きれいな壁画が描かれていた。

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