角館散策 みちのく出羽の旅⑧

 角館は、古城公園にセットしていたのだが、入り口が難しかった。それでも、駐車場があり、ここにクルマを停めて、古城山まで登ることにした。桜の紅葉はまだだったが、蔦が紅葉していて、きれいだった。
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やがて、立派な四阿があった。ここからの景色が実に感動的だった。左側に森の街のような角館市街が望め、景色の中央には、桧木内川がゆったりとS字を描いて流れていた。
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河には二本の橋と、堤には名物の桜並木が、きれいに行列をしていた。そして、川向うの小山の景色が絶好のポイントになっていて、かつて見た景色でいうと、日本ならば、岩国城から見た錦帯橋の景色、外国ならばトレドの街に景色に匹敵する素晴らしさだった。今まで、ここの景色を紹介した記事を読んだことが無かったので、是非にこの絶景を紹介したい、と思った。と同時に、この景色を、絶対に壊さないでほしいと思った。古城山の山頂は、姥杉という老樹があり、けっこうなスペースの広場になっていた。角館は三度目の訪問だったが、この景色を見られただけで、十分に満足してしまった。ここからすぐ近くにある、平福百穂美術館へ行った。ここでは、三館合同企画の「川端龍子展」をやっていた。つまるところ、三分の一だけを見たので、くたびれるほどの量でなかったのが良かった。印象的な作品を一つ二つ紹介すると、3「山葡萄」青い葡萄と、丸々とした女の子との対比が面白かった。4「百子図」多くの子どもを描いた画なのだが、龍子の人物の目は、基本的に怖い目をしている印象があった。11「鍾馗図」隣の、平福百穂の「鍾馗図」と並んで、掲示されていた。明らかに、龍子の方が、迫力があり、怖い鍾馗様だった。23「水仙」水仙と言えば、縦のものしか思い浮かばないが、龍子の水仙は、束で横になっているのが、新鮮な感じがした。
平福百穂美術館の駐車場にクルマを置かせてもらって、近くを散策することにした。裏通りから横道に入ると、歩道一杯にしだれ桜が完全な通せんぼをしていて、面白かった。街がある意味人よりも桜を大切にしていることがうかがえて、西表島のネコみたいだと思った。表通りの、武家屋敷通りはさすがに、しだれ桜が大トンネルのように覆いかぶさっていた。この街は、3度目なのだが、本当の意味でゆったり歩いたのは、今回が初めてなので改めてしだれ桜の迫力に圧倒されるような気がした。
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最初に来たのは、昭和53年なのだが、何でも見てやろう精神で、わずか2泊ぐらいの早春の旅だったが、仙台→松島→平泉→盛岡小岩井牧場→田沢湖→角館→秋田→男鹿半島と、今にして思えば、走り回るような旅だった。2度目は、職場の旅行で、珍しく冬の旅だった。今回は、秋の旅だったので、やはり桜の季節に来ないと、角館の観光は、完結がしないようだ。武家屋敷通りを歩いていると、見覚えのある青柳家が見えてきたので、入って見ることにした。現在は、角館歴史村という、完全なテーマパークになっていたが、適当な時間を過ごすのには、手ごろな施設だった。青柳家、というのは膨大な文物を所持していたことには、呆れるほどだった。一番面白かったのは、秋田蘭画に関する展示で、小田野直武の唯一の油絵など、興味深かった。また、ハイカラ館には、直武が挿絵を描いた、「解体新書」の初版本も展示してあった。角館といえば、樺細工が有名だが、ここのお店で、樺細工の靴ベラを買った。ここから、美術館へ戻る途中に、石黒家があったが、こちらはこの次の後の楽しみにとっておこうと思う。時間が3:00になったので、角館駅前にある、フォルクローロ角館というBHへ行った。駅前に、観光センターのような施設があり、森吉山の紅葉情報が出ていた。森吉山の紅葉は、山頂付近がやっと3分紅葉、とのことだった。明日は、天気も悪そうなので、森吉山への遠征は、中止の方向で検討した。角館駅で、珍しくオレンジカードを売っていたので、ゲットした。この日の夜は、寒冷前線が通って、雨が降った。

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