白馬岳登山② 大雪渓を登る

8月1日のこの日は、NHKの番組のクルーも、我々と同じコースを歩いていた。積極的には、あまり関わらなかったが、番組が放映されるのが楽しみである。大雪渓には確かに、大きなクレパスが2つほどあったが、慎重に迂回するルートを設定してくれていたので、クレパスの危険は全くなかった。大雪渓は、はるか43年前の8月の20日過ぎに登った経験があるのだが、その時よりも、今回の方が、秋道と交差する場面が多く、はっきり言って、登山はとても難渋した。雪渓の中ほどになると、ようやく落ち着いた雪渓登りになったが、霧雨が始終降っていて、写真を撮る余裕がほとんどなかった。
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雪渓の途中には、大石や小石などが、パラパラと置いたようにあり、確かに、危険と隣り合わせであることが、実感できた。2年前に、鳥海山の大雪渓を登った時には、ほとんど踏み跡らしいものもなくて、不安だったが、白馬大雪渓は、人が多いので、安心感があるのが良かった。やがて、雪渓の幅が狭くなり、右手から上方のグリーン地帯に、大勢の人の姿が見えてきた。どうやらこのあたりが大雪渓のゴール地点であるらしかった。アイゼンを脱いだのは、8:35で、2時間以上、わき目も振らず、ひたすらに登り続けたことになる。上陸してからも、しばらくは左岸(右手)の秋道を歩いたが、なかなか、大雪渓の造形が面白かった。相変わらず天気は悪いので、カメラはほとんど、ポケットの中だった。最初に目に付いたのはオレンジ色のクルマユリの花で、ピンクのハクサンフウロや、クリーム色のイワオウギなどが咲き乱れていた。
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この辺りで、大雪渓をバックに、記念写真を撮ってもらえたので、良かった。少し登ると、葱坊主のような花があり、すぐにシロウマアサツキだと分かった。この辺りは、急斜面ではあるが、お花畑が我々に元気をくれるので、ありがたかった。葱平の標識は、ちょうど9:30に通過した。ほぼ、4時間を経過しているが、疲れ具合は、ほどほどというぐらいだった。やがて、右側の雪渓をトラバースする地点まで来た。時計を見ると、ちょうど10:00で、監視員の方が、スコップで、手入れをしてくれていた。再びアイゼンを履き、小雪渓と呼ばれるポイントを通過した。
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ここは、本当の急斜面であり、今年も事故があったらしい。渡り切ったところで、アイゼンを脱ぎ、出発したのが10:23だった。すぐ上に、監視小屋があった。ここからも、相変わらずお花畑と大きな岩がポイントであり、天気が悪いのが、本当に残念だった。やがて、右側に、素敵な渓谷が見えてきた。この景色が、北海道礼文島のハイジの谷の景色にそっくりだったので、妙に懐かしいような気がした。
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やがて、村営頂上小屋の屋根が見えてきて、ここのテラスで休憩した(11:32)。ここには、歓迎のビールの自販機あったので、びっくりした。ここまでは、まずまずのペースかと思ったが、いささか太ももに疲労感があり、お腹もすいたので、ランチにすることにした。天気は、相も変わらずに悪いが、雨というよりは霧に近く、むしろガスという表現が正しいのかもしれない。小屋を出発したのが、11:58で、すぐに稜線へ出たのだが、時刻がジャスト12:00だった。ここから広い稜線を、必死に登ったのだが、かなり疲労感があったようだ。白馬山荘到着は、記録によれば、12:18となっている。どうやら、あと数歩、というあたりで、M子の太ももに、ダメージがあり、何とかこの時刻にたどり着いた。まずは、受付の小屋に入り、宿帳を書き、CIした。ここは、長野県と富山県の県境だった。
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