白馬岳登山⑥ 栂池高原へ下山

 乗鞍山には立派なケルンがあり、大勢の人が休んでいたが、残念ながら展望もないので、そのまま通過してしまった(10:10)。とにかく、ここからのルートは、息をつく暇がなかった。唯一の慰めが、登山道の真ん中に咲いていた、タカネバラのピンクの色だった。
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大きな岩の間を登り下りする場合には、ストックなどは、無用の長物で、乗鞍岳で仕舞ってしまうのが一番だと思われた。登り優先なので、岩の上で登る人を待っているのだが、待っている人がいると、余計に焦ってしまうらしく、時間を待たされることも多かった。自分の経験では、光岳の登りが辛かったが、ややこのルートに似ていた。北海道斜里岳のルートにも、似ているようにも思った。途中に、雪渓を渡る場所が2か所あり、1か所はストックが役に立ったが、もう1か所は、ロープがあり、けっこう危険な雪渓だった。
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ゴロゴロ道が緩やかになり、やがて木道が出てきた時には、ホッとした。天狗原という湿原らしく、ミズバショウの大きな葉っぱが目立っていた。アヤメの花は、まだ咲いていた。
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天狗原の標識ポイントには、11:00ごろに着いた。栂池高原は、自然探索路が整備されていて、天狗原あたりは、この高原のスター級の場所らしい。しかし、ここも多くの団体さんが休んでいたのと、出来るだけ早く下山したい気持ちが強かったので、そのまま、素通りして、栂池の下山口を目指した。ここからの道は、岩のゴロゴロこそないものの、じめじめしてスリップしやすい道で、特に板で補強しているような場所や、クマザサの根っこが、とても滑りやすく、下山には苦労した。途中に、栂池自然園まで10分の標識があり、やっと、目標が見えてきてホッとした。栂池自然園にある、カウンターのゲートをくぐったのは、正午前の11:57だった。目標であった、下山時間の6時間とほぼ同タイムで下ってきたが、正直な話、2度と歩きたい道ではなかった。なので、このルートを登りに使うことは、絶対にないと確信した。ザックバランに言えば、大池から乗鞍岳までが約1時間(含む休憩)、さらに天狗原までが約1時間、さらに栂池高原登山口までが、約1時間で、白馬山荘から白馬大池までの約3時間を足すと、ちょうど6時間になり、時間の管理だけは、なかなか分かりやすいルートだった。登山口で、汚れた登山靴やストックを洗い、栂池山荘でノイチゴのソフトクリームをいただいた。下山後のソフトクリームは、高妻山の戸隠牧場以来だが、なかなか美味しかった。どうやら、栂とノイチゴは、関係があるように思った。ロープウエイの駅は、ここからさらにだらだらと下るのだが、歩いている人に付いて行ったら、5分ほど歩いた先に、ロープウエイの駅があった。係員の人が「乗りますか」と聞かれたので、「乗リマース」と叫んで乗り場へ行ったら、片道が1720円もする値段で、一瞬驚いてしまった。せっかくのロープウエイも、残念ながら景色は雲の中だった。説明によれば、正面に四阿屋山や浅間山が見られる、とのことだった。駅を降りると、またしばらく林道を歩いて、今度はゴンドラの客となった。貸し切り状態だったが、全部で20分もかかる、長いゴンドラだった。下りてきた場所が栂の湯というところだった。時刻は、ほぼ13:20ぐらいだった。バス停を探したが、場所が分からなかった。ペンションに電話をしたら、30分後に、迎えに来てくれるとのことで、ホッと一安心した。途中、塩の道を経由して、白馬のペンションに着いた。白馬岳は、名前とは違って、なかなかタフな山だった。

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