絶唱 浄土ヶ浜

 30年ぶりに、浄土ヶ浜を訪れた。あの時は、4月初めの、小雨の日だった。雨にもかかわらず、浄土ヶ浜は、その素晴らしさを、惜しげもなく、我々に教えてくれた。雨でもあの絶景ならば、晴れたならば、どんなにずばらしいだろうと、その時思った。
 今回の南部岩手の旅は、雨続きだった。旅に出て、5日目、ようやくにして晴れた。その日は、「あまちゃん」の舞台となった、小袖海岸にいた。あまりにも海の色がきれいだったので、ふと浄土ヶ浜を思った。明日の天気予報は、無残にも雨だった。この日は、もうひとつの絶景である北山崎を予定していたのだ。しかし、晴れたこの日、何としても、あの浄土ヶ浜へ行きたくて、予定変更、浄土ヶ浜へ直行した。今回は、サッパ船青の洞窟を、浄土ヶ浜のメインに予定していたので、浜へ降りるなり、すぐに申し込んだ。
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青の洞窟は、それなりにきれいだったが、おそらくは、午前の光の方が、青く輝くのではないか、と想像した。
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サッパ船を堪能して、遊歩道を歩いた。正直、余りにも立派過ぎる遊歩道には、少々の違和感を覚えた。そして、浄土ヶ浜まで来ると、見える景色は、天気も良いし、きれいなのだが、あの3.11で荒らされた小石の浜は、無残な感じだった。
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そのまま、レストハウスへ行った。ここには、あの3.11の惨状が、写真パネルで紹介されていて、思わず、身震いをした。
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そして、何か買いボラしなくては、と思って、一枚のCDを見つけた。はっきりと覚えてはいないのだが、確か、応援CDとでも書いてあったのではないか、と思う。内容は、学生の合唱曲のようだった。値段は、1000円だった。さっそく、そのCDを買ったのだが、表紙には、この合掌を歌ったらしい、学生たちの写真がはられていた。
 「 明日は 勇気を出して 」という合唱曲と、おそらくはメロディ入りバージョンと、伴奏バージョンの合計3つが、その内容だった。作詞・作曲は田口康蔵という方の作品で、合唱は、宮古市立第一中学校合唱部一同、となっていた。ワンフレーズだけ紹介されてもらいます。
 狂おしき 弥生の海の 憎しみ
        泪 沈めし  浄土ヶ浜に
 私は あの3月11日を 忘れない    沢山の命と財産を奪った
 あの津波が  憎くって  悔しくて    悲しくて    泣いた
 でももう  泪を  流すまい  あの美しい豊かな三陸を
 再び  作らねば
 明日は  勇気を出して  笑顔で希望に  向かおう
 明日は  勇気を出して  笑顔で希望に  向かおう

 田口康蔵氏からのメッセージの一部 2011.3.11から2年を迎える時が来た…
 挫けてはいられない、立ち止まっていられない 私達の命を未来に繋いでいく大きな役割がある
 私は忘れない   あの日を決して忘れない

 宮古市立第一中学校合唱部一同からのメッセージの一部 苦しみのなか初めて知った あふれるほどの愛は
 何よりも心に響く贈り物だってこと…そして私達の歌声で たくさんの人に笑顔と愛を届けたい

 素敵な合唱とメッセージありがとうございました。ぜひ、みらいにむけて立ち上がってください
 また、ときどき、さんりくのちをおとずれて、すてきなとちとひとにであいたい

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