二本松城 雨ニモマケズ南部秋追い旅⑫

 登米の駐車場まで戻って、13:23に福島へ向けて、出発した。もとの登米ICまで戻り、ここから福島までは、ずっと高速道路が連続している。昔だったら、ササニシキの産地だった田園風景のど真ん中を、無料の高速道路が突っ走っていた。昨年は、松島や多賀城などに寄りながら、海岸線を石巻へ向かったので、この高速は初めてである。高速は、奥松島から、有料の仙台北部道路になり、松島、多賀城を経由して、若林から東北自動車道へ向かう。昨年は、南の亘理町、岩内市の閖上地区、そして若林区と走り、北上した。その辺りは、仙台東部道路が走り、あの大津波の時には、住民の避難先になった盛り土をした道路である。この辺りが、どのように回復しているか、心を残しながらも、福島へ向かった。休憩は、蔵王PA(14:52)でしたが、蔵王には、暗雲がたりこめていた。福島飯坂ICを出たのが15:23、駅前のホテルに着いたのが、15:38だった。正直、古いホテルだったが、無理をして長距離を走るよりも、体のためにも安全なように、追加1泊したホテルなので、まずはヨシとした。駐車場代は、無料だが、やや古いタイプの、駐車場ビルだった。今回の東北の旅は、我々にとってはご馳走づくめで、やや胃腸が疲れていた。いまさら、グルメでもないので、駅ビルに行って、軽い夕食を、テイクアウトすることにした。ついでに、朝食の準備もした。
 10月13日(八日目) この日は、初めて朝食がなかった。昨夜、駅ビルで見繕った美味しそうなパンで、朝食を済ませ、早々に6:38に、出立した。自宅までは、半日なので、一か所、二本松城へ寄ることにしたのだが、2点ばかり問題点があった。一つは、昨日のニュースで知ったのだが、この日から、二本松の菊祭が始まる、ということと、お城の目的は、100名城のスタンプなのだが、これは、9:00にならないと、開かないだろう、という点だった。天下の国道4号線を走り、7:40に二本松城へ着いた。
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お城は、祭りの準備中だったが、門の前で、山本八重の菊人形が、出迎えてくれた。
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スタンプには、まだ1時間以上待つ必要があった。M子の体調が、お疲れ気味なので、今日のところは、これで帰ることにした。二本松ICは、とても近く、7:55には、ここを通過した。昨年の経験からして、二本松から白河まで、約1時間、白河から自宅までが、約3時間半弱と計算していた。その通りにコトが運べば、12時半ごろには、自宅に帰れる計算になる。休憩ポイントは、予定とは違ったが、最初に那須高原SAに停まった(8:50)。那須ICは、好天気で、紅葉が見ごろ、そして三連休ということで、下りの東北道は、長い渋滞が続いていた。我々は、下り渋滞をしり目に、佐野SAに停まった(10:08)。結果的に、行きと同じSAを使用する結果になった。佐野では、ブランチの時刻で、ラーメンはやめて、カレーうどんにした。この先も、渋滞は、断続的に続いているようだった。我々は、10:58に加須ICから東北道を下りた。行きに、37分で通過した、桶川北本ICまでの道中時間は、昼間なので、40分と、若干かかったが、11:28には、無時圏央道に入った。後は、ひたすらに帰るだけである。途中で、大きな富士山を、何度も眺めながら、青梅ICを下りたのが、12:02で、自宅に戻ったのが、12:14だった。自分の計算が、余りにも正確だった。というよりも前回と、ほぼ同じペースで、帰ることができた。
 東北の山の紅葉狩りと、大震災の旅ボラを兼ねた旅行だったが、欲張り過ぎたのか、最近の旅にしては、やや忙しい旅になってしまった。どういうわけか、最近は、雨にたたられることが多い。計画した二つの山のうち、雨中の登山が一つ、断念したのが一つだった。ただし、紅葉の時期としては、この頃が、ベストに近いので、難しいところだ。震災の旅ボラの方は、前回の続き、ということで、陸前高田~八戸の海岸線を旅したのだったが、岩手県の海岸線は、リアス式と言われるぐらいに、複雑なので、海岸線をたどる旅としては、予想以上に時間がかかった。特に、今回の旅で、メインの一つに考えていた、重茂半島魹ヶ崎は、予想していたよりも秘境で、道路状況がとても悪かった。前回の旅では、南三陸、気仙沼、陸前高田あたりの復興が、それよりも南の地区よりも、遅れていたような印象があった。今回の印象では、野田村、宮古市田老地区、山田町、大槌町の状況が、まだまだ復興には遠い現実を知らされた。今回、南三陸だけ、唯一同じ場所を訪問した。以前と比べれば、変化したことは分かったが、そこだけを旅すれば、同じような印象を持ったかもしれない。とにかく、一回や二回、東北を旅しただけで、東北を応援したような感じには、とてもなれそうにない。願わくば、一年に一度くらい、定期的に東北を旅することが、一番の復興になりそうな気がする。旅をして、微妙に感じたのが、三陸自動車道の存在だった。東北は、まだまだ復興の事業が続くような気がする。お仕事のためには、無料の高速道路は、百万の味方にも匹敵するような、心強さだと思う。しかし、観光としては、両刃の刃に感じた。高速道路を、スイスイと走って、観光地ばかりを訪問するようなツアーでは、とても、東北の苦しみを感じることが、出来そうにもないからだ。行かないよりは、行く方が良いことは、間違いないが、高速だけで、東北復興の物差しには、絶対にならないからだ。もう一点、三陸は、三陸復興国立公園として、整備されようとしている。しかし、土建屋さんの発想では、せっかくの三陸の自然の素晴らしさが、ボロボロにされそうで、心配である。30年前に、三陸を旅して、感動した浄土ヶ浜と、北山崎が、土建屋さん的、文明的な発想の整備で、がっかりしたのが、今回の旅では、衝撃的な事実だった。もっと、文化的な、自然と共存するような整備の仕方をやってほしいと、切実に感じた。東北は、まだ復興ならず、東北頑張れ、東北けっばれである。

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