霧氷パラダイス 根子岳ハイキング

霧氷パラダイス 根子岳ハイキング               2015/10/14
 菅平牧場の登山口は、まっすぐ根子岳、右折すると四阿山である。
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我々が、この登山口を、まっすぐに登りだしたのは、7:20だった。左手には、ホルスタインの牛さんたちが朝食中だった。
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しっかり作られた階段を、ゆっくり一歩ずつ登って行ったのだが、物凄く寒かった。我々よりも早く、四阿山に登り始めた人たちは、ダウン装束の完全冬装備だったのだが、我々は、10月の信州の寒さを軽視していて、フリースにウインドブレーカーといういでたちで、手袋も夏用のものだった。上空には、雲が立ち込めていて、天気予報とは、ずいぶん違うな、と思いながら、登って行った。どちらかというと、紅葉の感じよりも、冬枯れのイメージが強かった。秋の花であるアザミなどは、すっかりドライフラワーになっていたが、同じく秋の花であるマツムシソウが、かすかに、頑張って咲いていた。
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入り口の案内によると、700m上に、四阿があり、北アルプスの展望が良い、とのことだった。この辺りを通過したのは、7:40ごろだったが、上空には、雲が多かったので、全く展望はないので、そのまま素通りをした。根子岳は、若いころから知っていた山だが、地図を眺める限り、牧場の上にそびえるような感じの山なので、ずっと牧場のような開けた斜面を登って行くのか、と思っていた。実際は、この辺り、白樺林の中を、淡々と登って行くような登山口だった。
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紅葉登山というよりも、木漏れ日登山だった。かすかに、薄い雲の中から、太陽らしい光が射してきた。牧場から、根子岳山頂までの距離は、2.6㎞とのことだが、途中に4か所ほどの、距離表示があった。牧場から1.1㎞、頂上へは1.6㎞あたりは、半分に近い、という感覚よりも、まだまだ先が長い、と思った。というのも、山というものは、麓の傾斜が緩やかで、上に登るほど、傾斜が厳しくなるので、距離というものは、余りあてにはならないからである。白樺林は、いつの間にか、ダケカンバが主力になっていた。眼下には、いつの間にか、菅平の高原がきれいに見えていた。先日に登った、蒜山からの蒜山高原の景色に、やや似ていると思った。ただ、蒜山の登りが、とても急だったのに対して、根子岳は、比較的登りやすい傾斜なので、助かった。時間がたつにつれて、天気は良くなってきて、やがて、真っ白に化粧をした北アルプスが見えてきて、感激した。
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ダケカンバは、だんだんまばらになってきて、疎林になってきた。
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疎林が終わり、森林限界になったら、頂上が近い、との情報だったので、喜んだのだが、実はぬか喜びだった。実は、この疎林の登りが長かった。疎林の向こうに、待望の根子岳らしい姿が見えてきた。上の方は、草原のような山肌の中に、まるで樹氷を思わせるような樹木が、ぽつんぽつんと立っているのが見えていた。樹の方も、ダケカンバのような大きな樹から、ナナカマドのような、細い木が多くなってきた。記録に、森林限界とある。四阿からは、ほぼ1時間上り続けたことになる。ふと、枯れ枝に、しずくが見えた。初めは、しずくかと思ったのだが、実際は霧氷だった。
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枯れ枝に、氷がびっしり張りついていた。ふと、後ろの方を見ると、霧氷が逆光に光っていて、神秘的な光景だった。少し上に、頂上まで0.5㎞の標識があった。さらに上がって行くと、シシウドのドライフラワーに、霧氷がかかっていて、シュールな景色だった。
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次の霧氷は、カラマツの独立樹に氷がまとわりついていて、樹氷になりかかっているような感じだった。マツムシソウのドライフラワーにも、霧氷が付いていた。さらに登ると、クロマメノキ(ブルーベリー)が多く生えていて、紅葉が鮮やかだった。
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そして、この紅葉にも、微妙に霧氷がまとわっていて、素敵な模様になっていて。もともと、この旅では、根子岳登山は、メインではなかったのだが、この樹氷との出会いは、すっかり我々を満足してくれた。
途中に、展望は良し、霧氷の眺めも良し、という絶好の休憩ポイントがあったので、こちらで、一息を入れることにした。通常は、山頂で大休憩なのだが、山頂が大目的でもないので、どっかり腰を下ろした(9:10)。この頃になって、ようやく、後続の登山者たちも、続々登ってきた。たっぷり、景色を堪能した。15分ほど休んで、頂上を目指したのだが、展望版のある頂上は、すぐだった。時計を見たらちょうど9:30だった。早速、山頂の祠に登山の感謝のお祈りをして、禰固岳と書かれしめ縄の張ってあった岩の前で、記念の写真を撮った。
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展望版によると、槍ヶ岳の表示があり、目を凝らすと、白峰の中に、まだ雪が纏わらずに黒い槍ヶ岳が、きりりと立っているのが見えた。
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また、霊峰富士もしっかりと見ることができた。
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前方には、百名山四阿山が、樹氷のような森を従えた姿を望むことができた。多くの人は、百名山の方へ回るらしいが、我々は、ここで下山することにした。頂上付近には、クロマメノキ(ブルーベリー)の実が多くなっていたが、採集禁止なのは、残念だった。
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再び、例のポイントでブランチ休憩にした(9:55)。ちなみに、ICから牧場の間に、二つのコンビニがあり、竹の皮に包まれた、高級なお握りをゲットしたので、これを賞味した。この頃には、平日にもかかわらず、続々と登山者が現れた。残念ながら、山ガールはいなかったが、歩きやすさや、時間などからして、自分が制定中の「ファミリー百名山」にはぴったりなので、さっそくランクインさせた。先日の蒜山と比べて、時間はかかるが、根子岳の方が、はるかに登りやすく、しかも下りやすかった。例の、四阿まで戻ると、朝とは一変して。長閑な牧場風景とともに、根子岳のやさしい山容が姿を見せていて、とても良かった。もちろん、ここはアルプス展望台でもあるので、白銀連峰もバッチリ見えていた。登りで、朝食中だったホルスタインの牛さんたちは、牛舎に集められていたので、乳を搾られていたのだろう。牧場に戻ったのは、ちょうど11:20だったので、行動時間は、ちょうど4時間だったことになる。ガイドブックでは、2時間半となっているが、2時間ぐらいでは何とか登ることができた。牧場の売店があったので、牛乳味のソフトクリームと、根子岳のバッチをゲットして、次の目的である上田城へ向かった。

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