『希望』へ五つの感謝と、選挙予測

 10月14日には、応援に行きたいところが二つあった。一つは、箱根駅伝の、予選会であり、もう一つは、吉祥寺の応援演説だった。天気も悪いし、結局、応援は自宅からエールを送った。予選会は、無事に母校が予選会を通過し、ほっと胸をなでおろしたところである。選挙は、あと一週間である。序盤での形勢は、マスコミ各社、自民堅調、希望伸び悩み、立憲民主躍進で、ほぼ一致していた。もともと小池氏は、ポピュリストであり、改憲主義者でもあるので、嫌いなタイプの政治家である。しかし、ここのところの、小池バッシングは、度を越していて異常としか思えない。あらゆるコメンターが、否定的な意見を述べていたので、こちらとしては、あえて「左脳オジサンの百合子いじめ」なるブログ(http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/474b71ccb9)を書いた。その後も、二大人気週刊誌のバズーカ砲が、小池バッシングの足並みをそろえ、右翼的傾向の雑誌に至っては、大衆赤紙新聞なみの、センセーショナルなものの書きようである。あれだけの袋叩きに遭えば、希望が、絶望になって壊滅しない方が不思議、と思える。演説の巧みな、小泉進次郎氏によれば、希望に三つの感謝、との皮肉であるが、自分も、進次郎氏とは真逆の立場で、希望には、感謝すべきだと思っている。一つは、日本の閉塞感を破ったことにある。もし、あのまま、選挙があれば、この閉塞感で、投票率が下がり、結果的に、デマゴジア安倍氏の延命につながったに違いない。終わったこととは言え、小池劇場のたまものである。二つ目は、民主党のトラウマを、ぶっ飛ばしたことである。民主党のトラウマは、デマゴジア安倍氏の最大のサポーターであった(後は、金正日とトランプ氏)ので、これが無くなったことは、安倍氏にとっては、痛手に違いない。その証拠に、序盤の情勢報道がされたのちの、安倍氏の演説で、枝野氏は経済を悪くした民主党(菅)内閣の顔である旨の話を熱弁していた。しかし、菅内閣の経済とは、イコール大震災のことであり、大震災を選挙の道具に使うことは、デマゴジア安倍氏の、面目躍如ではあっても、はっきり言えば、禁じ手みたいなもので、気持ちの良い話ではなかった。ある意味、安倍氏の焦りを感じるような話だと思った。三つ目は、政権交代の実現の可否は別にして、希望が、数字の上で、過半数の候補者を擁立したことである。前回の民進党が過半数の候補者を擁立できなかったことを思えば、大感謝すべきことだと思う。四つ目である。小池氏は、ガチガチの改憲論者だが、少なくとも、今回の希望の立ち上げで、安倍サイドの9条改正には、ストレートには乗りにくくなった。そして、五つ目である。安倍・大阪維新の蜜月に、楔を打ち込んだことであろう。そもそもは、盟友の公明を差し置いて、安倍・大阪維新で、憲法改正をもくろんでいたことは、明々白々であり、その直線シナリオが、崩れたことは間違いない。その意味でも、希望には感謝である。大阪維新の、地方分権には、個人的には賛成だが、今のところ、コスパ政党にしか見えないので、それだけでは、存在の意義がないのではないだろうか。
 今回の、希望のゴタゴタで、自分の推測が、世のメディアや評論家よりも、鋭かったことが分かり、当の自分自身が、一番にびっくりしている。それは、小池氏が、衆議院出馬にあたって、想定した都知事の後継者の名前である。自分が指名したのは、蓮舫氏だったのだが、どうやらこれは、事実だったらしい。ともあれ、野党の分裂で、与党が漁夫の利を占めることは、小選挙区制の下では、残念ながら仕方がない。しかし、今回の選挙が、今までの、2回とは、違う点がいくつかある。一つは、選挙に関心を持つ人が、相対的に増えたことであり、もう一つは、与党はともかくとして、内閣の支持率が、これも相対的に低いことである。この二つの事実をもってすれば、専門家の予測が、そのまま当るとは思えない。無所属のパワーも、無視できないだろう。
 最後の、「党首討論」で、モリカケ問題を、主なテーマにしたことに対して、左脳的な人たちからの違和感が報じられた。確かに、看板に偽りありであり、左脳的な人たちからは、政策を戦わすべきであることは、理解できる。しかし、これは、かの郵政選挙で、郵政ばかりを争点にしたことと、似たような、ある意味では、真逆な理屈である。国民が、一番関心があることを聞きたいのは、当然のことである。今回の解散に関して言えば、当初、大義なき解散、と言われた。安倍氏は、解散の理由を、まずは消費税の遣い道&全世代型社会保障をあげ、それに北朝鮮の核ミサイル問題を併せて、国難解散と号した。しかし、解散後の冒頭演説は、ずいぶんと変容していた。これは、解散ありきが先で、理由がくっ付いたことの証明である。解散時に、モリカケ問題隠し解散ではないのか、と問われた安倍氏が、「解散になれば、野党は、モリカケ問題を第一に追及するのだから、解散が、モリカケ問題隠しにはならない」という詭弁(これは、アドバイザー田崎氏の受け売りである)を弄したのだから、笑止千万としか、いいようがない。専門家は、政策を見て判断しろなどと言うが、これは、100%とは言わないがほとんど間違っている。なぜならば、これは、頭の良い人に、政治を委任することが、間違っているからだ。このことは、北朝鮮やアメリカを見るだけでも分かる。たとえば、北朝鮮は、金正日氏を頭脳的に優れていると称えているし、トランプ氏も、IQは、自分の方が優れていると、自ら告白している。歴史をたどれば、ヒトラーを持ち出さなくてもいい筈だし、わが国でいえば、日米開戦をした指導した首相は、陸軍で、一番に優秀だった人である。自分に言わせれば、誠実で、心の底から、デモス(民)のことを思い、デモスに自信を持たせることのできるリーダーを選択するのに尽きる。安倍氏自身が、いみじくも言っているように、信頼そのものこそ、一番大切なのであって、政策は、二の次である。今回のリーダーに、だれがふさわしいかは、難しいだろうが、もしいなれば、よりましなリーダーに投票するしかない。
 デモクラツィア(民主政治)で、デマゴジアの人物を選ぶと、その国が滅ぶことは、アテネの例をみれば恐ろしくなる。その意味で、今の安倍氏は、常識外の人物であるトランプ氏と一心同体の如く発言していて、不安を感じる。もう一つは、経済に対する無知である。彼は、働くことこそGDPを増やす胆だと考えているふしがある。したがって、遊ぶことは、いかん、という意味のことをしゃべっていたので、これは「いかん」と思った。たとえば、観光である。どうも、彼の頭の中では、外国人観光客を誘致して、日本人を働かせれば、経済が活発になるように思っている様子だし、彼の経済政策を見れば、日本人が働いて、外国にモノを輸出すれば、経済が活発になるような、政策しか出てこない。大金持ちをたくさん造って、高いものを買えば、消費が増えるぐらいにしか、理解していないように思える。大部分の国民にとって、最悪の経済シナリオは、ハイパーインフレであり、現在、働きつつ、せっせと、利子の付かない預貯金をしている国民である。はっきり言わせてもらえば、シニアの世代は、何とか逃げ切るように思う。赤ん坊ぐらいの子どもも、大丈夫だと思う。被害者は、今働いている、特に若い世代である。他にも、言いたいことはたくさんあるが、まずは投票箱まで、足を運んでほしい。

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