日塩ドラゴン街道 塩原編

 若い旅も確かに良いが、シニアになってからの旅は、さらに良い、と近頃は、つくづくに思う。確かに、若い、しなやかな感性は素晴らしいと思うのだが、人生をかみしめた、もっとしなやかな感性は、もっと素晴らしい、と思う。ふとしたことに、人生を思い、その積み重ねの経験で、景色を見るので、感動することが多い。紅葉ラインも同じだった。ふと走り抜けた光景に、赤から緑までの、グラデーションが、重厚に重なった紅葉を観た。ほんの一瞬なのだが、素晴らしい感動だった。途中、パーキングごとに、駐車して、写真を撮ったが、白滝のところも、まあまあ良かった。
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若い時にも、走ったはずだが、走り抜けてしまったらしい。ところで、紅葉ラインは、人生2度目と書いたが、正確には、高原山登山をしたことがあるので、途中の登山口までは、来たことがある。そこは、スキー場だったのだが、まったく寂れていた。やがて、那須塩原町に入ると、ハンターマウンテンゴンドラ、という入口があった。時間的に、まだ余裕があったので、寄ってみたのだが、驚くことに、駐車場は、満杯状態だった。ゴンドラ駅の上は、たったの5℃、という話で、ダウンを羽織り、マフラーの、秋にしては重装備で、ゴンドラに乗り込んだ。
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昨年は、イタリアやオーストリアの、トレッキング観光で、何度もゴンドラに乗ったことを思いだし、1600円ぐらいならば、安いもんだと、納得して、景色を楽しんだ。途中は、カラマツの紅葉がきれいだった。上の気温は、8℃で、風も強かった。ここからは、女峰山が、後ろに男体山と太郎山を従えて、聳えていた。ここにも、遊歩道があるというので、歩いてみた。いわゆる、展望台、というところまでの、トレッキングだったが、昔登った高原山の、釈迦が岳や鶏頂山が、指呼の間に臨まれて、とても良かった。満足して、ゴンドラを下りたら、時刻は、限りなく、午後3時に近づいていた。ここからは、12㎞ぐらいの、下りのドライブだった。ホテルは、すぐに分かった。夜は、マグロ解体ショーがメインのビュッフェだったが、行列には参った。当館で、ライブキッチンと称している、天ぷらやステーキなどを主に食して、こもごものものは余り食べないことにした。お風呂は、虹の橋を渡った、湯仙峡はなかなか楽しかった。
 朝焼けは、天気の下り坂の証明だが、雲が瞬間輝いて良かった。天気が下り坂ということで、アクティブな計画は立てなかったが、全日くすぶるのも気分がめいるので、お出かけだけしてみることにした。もともと、大吊橋へ行く計画はあったのだが、もう一つチェックしておいたのが、竜化の滝だった。フロントで聞くと、同じ方向だったので、大吊橋へナビをセットして、出かけた。走っていると、地図上に竜化の滝が出てきたので、慎重に走っていたら、右側に、竜化の滝駐車場の看板が見えたので、ここに車を停めた。道路は、スピードを上げて走る車が多く、危険だったが、この道路を横断すると、竜化の滝の遊歩道が整備されていた。一度、階段を上がり再び道路まで下ると、本当の入口があり、ここから渓谷沿いに歩くのだが、深山渓谷という言葉がぴったりの思ったよりもハードな道だった。何度か橋を渡ると、途中に立派な滝があって、ここで戻りたくもなるのだが、勇気を奮って、先まで足を運んだ。鉄筋コンクリート造りの、やや無粋な鑑瀑台があり、ここから観た竜化の滝の造形は、本当に素晴らしかった。
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 最近は、旅に、できるだけ印象的なネーミングを付けることに工夫しているのだが、今回は、「日塩ドラゴン街道」である。そもそも、初日に竜頭の滝と竜王渓谷を旅したので、竜尽くしで、ドラゴン街道と命名したのだが、竜化の滝は、行ってみて初めて「ドラゴン」であることに気が付いた。細かくみると、五段に流れている竜化の滝は、まるで竜が化けたような素晴らしい滝だった。駐車場に戻ると、雨がぱらついてきたので、早々にホテルに戻って、グータラを決めることにした。ビュッフェは、美味しいものだけを食べることにして、夜8時からの、ショーを見に行った。
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比較的コンパクト歌謡ショーだが、元気をもらえて、それなりに良かった。
 三日目の朝も、朝焼けがきれいだった。天気予報が外れて、日中は物凄く晴れて、暑くなった。帰る途中なので、昨日行きそびれた、もみじ谷大吊橋を見学した。名前の紅葉は、若干早く、その点では物足りなかったが、塩原ダムの人工湖を公園化した行楽地になっていた。

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