「仁和寺と御室派のみほとけ」展in東博平成館

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 第1章 御室仁和寺の歴史 2 宇多法王像 江戸時代の新しい画像だが、描かれている横被(12)だったのが、興味深かった。 3 御室相承記 巻一 国宝だが、斜めっているのが面白かった。 6 円堂図 要するに、スケッチなのだが、印鑑が立派だった。 14 守覚法親王 後醍醐の子らしいのだが、涼しい顔や眼をしていた。 16 高倉天皇宸翰消息 高倉天皇筆 国宝 唯一の太字と、全体のかすれが、印象的だった。 17 守覚法親王消息 守覚法親王筆 国宝 こちらは、きちんと書かれていて、対比が面白かった。   22 三十帖冊子 国宝 要するに、メモ帳なのだが、空海の魂の必死さが伝わって、凄かった。 24 行遍僧正消息 行遍筆 国宝 こちらの書は、何か絵を見るようなリズムがあった。 27 尊勝陀羅尼梵字経 空海の師匠恵果の師匠である不空の作と伝わる書、歴史を感じて、感激した。 30 法華玄義 巻二、巻八 唐時代の作品だが、印字のように、律儀な字だった。 35 後醍醐天皇宸翰消息 後醍醐天皇筆 前半と後半とが、幅が変化していたのが、人間的で、面白かった。 46 光格天皇宸翰和歌懐紙 光格天皇筆 話題の光格天皇だが、実に達筆で、流暢な筆さばきだった。
 第2章 修法の世界 48 孔雀明王像 北宋時代の画像。三面のうち、側面がまるでお面のような感じなので、違和感が少なかった。 54 十二天像 地天 地天だから、大地の神様なのだが、優しい女神の姿で、表現されていた。 56 両界曼荼羅(子島曼荼羅) 国宝 前期なので、胎蔵界の曼荼羅だった。巨大な作品で、一見、金箔が部分的に薄くなっているので、そのまま、素通りしそうになるのだが、よーく観ると、とてつもなく面白い作品だった。仏たちの表情やしぐさが面白く、いつまで観ていても飽きなかった。この曼荼羅を観ていると、仏様たちも、とても人間臭く、楽しい存在であることが分かって、とても良かった。 60 釈迦十六善神像 手前に、玄奘と深沙大将が描かれているらしいが、分かりにくかった。 61 尊勝曼荼羅 大日如来が、すっきりした顔で、描かれていた。 66 虚空蔵菩薩像 肩の無い独特のフォルムが、面白かった。 81 別尊雑記 普賢延命ほか 女性的な面差しだった。 85 唐本曼荼羅図像 仏が個性的で、人間ぽかった。 91 四天王図 図像なのだが、顔だけが特別にアップされていた。 99 金銅三鈷杵 脇杵が、口から出ていて、面白かった。
 第3章 御室の宝蔵 100 仁和寺御室御物実録 国宝 いわゆる、リストなのだが、実に几帳面に書かれていた。 101 医心方 巻一、巻九 国宝 仏教が、古代においては、文明でもあった証拠のようなもので、なかなか興味深かった。101が医学なのに対して、104は、薬学の書だった。 106 方丈記 教科書にも出てくるビッグネームである。カタカナで描かれているのが、へーという感じだった。 108 延喜式 国宝 これも、教科書に出てくるものだが、最古の写本とのことだった。 113 誓願寺建立縁起 国宝 栄西もビッグネームだが、彼が書いた縁起で、実に律儀な書だった。 125 彦火々出見尊絵 江戸時代の漫画だった。 127 鳥獣戯画 こちらは、仁和寺版らしい。
 第4章 仁和寺の江戸再興と観音堂 うかつにも、カメラをロッカーに入れてきたので、残念だった。みんな、熱心に写真を撮っていた。密教寺院の雰囲気が分かって、良かった。
 第5章 御室派のみほとけ 152 阿弥陀如性坐像および両脇侍立像 国宝 おっとりとした良い仏像だが、セッティングが悪く、名作の雰囲気を壊していた。しゃがんで、下の方から、拝む角度で拝観したら、なかなか良かった。 154 愛染明王 朱い肉身が、鉄のような感じだった。 155 悉達太子 てっきり、太子は太子でも、聖徳太子かと思った。 158 菩薩坐像 神奈川の龍華寺の仏像だが、東国には珍しい乾漆像だった。 160 降三世明王立像 若かりし頃、小浜を旅して以来の対面なので、懐かしかった。邪鬼の表情がなかなか珍しく、特に小指と小指とを絡ませた、印が、際立って、印象的だった。 161 深沙大将立像 160と同じ、明通寺の仏像だが、両像ともに、2.5mを越える巨像だが、当時は、こちらの像の方が、インパクトが強かった。頭上の髑髏や、お腹の面、蛇の存在などが、珍しかった。 162 馬頭観音像 パッと見には、愛染明王に見えるのだが、頭に上に、馬が乗っていた。 167 十一面観音立像 国宝 一木造で、端正な顔をしていた。十一面観音の多くは、頭でっかちなのだが、この像は、頭部の顔が小さめで、冠の一部のように造形されていて、違和感の少ないのに、好感が持てた。 168 如意輪観音像 この部屋に入った瞬間に、遠くにこの像が見えた時、神呪寺か、と直感的にひらめいたのだが、はたして、正解だった。いわば、若い頃から気になっていた、如意輪様だが、秘仏なので、拝観するのは初めてだった。照明が明るすぎて、密教の雰囲気をやや壊していたのが、残念だった。考える人と同じポーズだが、向かって、左方から見た方が、魅惑的だった。  
 

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