雪舟庭園常栄寺 瑠璃光寺五重塔 ぐるっと長州 秋游の旅②

 霜月は、雪舟の月、ということで、色々なイベントをやっているのだが、まずは、雪舟庭園のある常栄寺へ行くことにした。常栄寺では、まず、本堂の前には、昭和の庭の大家である森重三玲氏の石庭が、下手なように作られていたのが、面白かった。
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本堂からは、雪舟の石庭が見えるのだが、広い庭にもかかわらず、散漫なところが無く、もし、世が世であったならば、画聖雪舟は、抽象画の大家でもあったに違いない、と思わせる、充実した庭だった。
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今度は、この庭を、ぐるりと、一周したのだが、石庭の感じが全く消えていて、マジックのような不思議な感覚だった。
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紅葉が始まっているので、池には、紅葉が映りこんでいるのも素敵だった。
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この時点で、14:00を少し過ぎたばかりだったので、近くの、瑠璃光寺へも行ってみることにした。自分は、2度目だが、М子は、初めてなので、見せてあげたい気持ちもあったが、何分にも大昔だったので、自分の感覚の変化を試したい、気持ちもあった。五重塔は、日本で三本の指に入る名塔(日本三名塔)らしいのだが、本当に優美な姿だった。
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五重塔は、遠すぎても、近すぎても、鑑賞が難しいように感じた。この地山口は、何よりも、大内氏の西の京として、戦国時代に繁栄した。その証拠に、この塔が、大内氏の優雅さを物語っているのが、一番に良かった。それにしても、このような大観光地が、駐車場も入場料も無料なのには驚いた。山口の最後に、現在は県庁の正門である、山口藩の正門を、車の車窓から拝見したが、威厳があって、なかなか良かった。ここから、中原中也記念館へ行ったのだが、月曜日で、残念ながら、休館だった。休館については、いろいろ調べていたのだが、なぜか、ここだけ、抜けていた。残念だが、仕方がない。そういえば、防府には、山頭火の記念館もあったので、機会があれば、リベンジするしかないだろう。というわけで、湯田の宿に着いたのは、予定よりも1時間早い、15:00だったが、結果的には、体は楽だった。久しぶりに、日本料理を食べたが、とても美味しかった。天下の湯田温泉も、泉質がとても素晴らしく、気に入った。部屋には、「中原中也の詩集」が置いてあったので、ちょっぴりだけ、彼の詩興に触れることが出来て良かった。
  幻 影
私の頭の中には、いつの頃からか 薄命そうなピエロがひとり棲んでいて
それは、紗の服かなんかを着込んで、 そして、月光を浴びてゐるのでした。

ともすると、弱弱しげな手付きをして、 しきりと、手真似をするのでしたが、
その意味が、つひぞ通じたためしはなく、 あはれげな、思ひをさせるばかりでした。

手真似につれては、唇も動かしてゐるのでしたが、 古い影絵でも見ているようー
音はちつともしないのですし、 何を云ってるのかは、分かりませんでした。

しろじろと身に月光を浴び、 あやしくもあかるい霧の中で、
かすかな姿態をゆるやかに動かしながら、 目付ばかりはどこまでも、やさしそうなのでした。

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