東福寺塔頭芬陀院、勝林寺 敦賀・京都紅葉紀行⑧

 東福寺の前の、道路まで戻って、次の訪問は、雪舟庭で有名な、芬陀院(雪舟寺)へ行った。東福寺に来るたびに、雪舟寺には魅かれながらも、パスしていたので、今回ようやく宿願が適った。雪舟庭は、昨年の長州旅でも見た(常栄寺)が、今回の庭は、鶴亀のデザインで、どちらかと言えば、初期の作品に思えた。DSC00184雪舟庭.JPG雪舟と東福寺との関係は、雪舟が小坊主時代に修業した備中宝福寺が、東福寺の末寺で、雪舟が上京の折には、当院に起居したと伝わるそうである。寺の説明によれば、昭和14年に、荒廃していた庭を、重森三玲が、一石の補足もなく、復元された、とのことだった。鶴が鶴には見えない(折り鶴を表現)のと、亀の背中に、立派な石が立っているのだが、伝説では、動く亀を、止めるための重しとして置いた、とのことだった。雪舟の南庭に対して、東庭に、三玲作の鶴亀庭もあった。この寺の見学は、靴を脱いで、建物に上がって、お座敷から鑑賞するスタイルだった。人が少ないので、お庭を眺めながら、エンドレスで休むことができるので、ラッキーだった。お寺のパンフレットの表紙に、丸い窓があるのだが、これは、お寺の奥の、茶室(図南亭)の窓だった。DSC00187丸窓.JPG人が少ないので、しばらくの間、茶室を独占して絶景を楽しむことができた。このひと時も、御機嫌な時間だった。ここの庭は、紅葉は少ないのだが、そんなことは無用に思われた。東福寺の塔頭では、前回、光明院で、庭と紅葉を眺めて、良い思い出を持ったのだが、幸福も重なると、バッティングしかねないので、今回はパスした。時刻が、10:00を過ぎると、臥雲橋も、それなりに人が増えていて、係の人が、メガホンで、立ち止まらないように、写真も撮らないように、と指導していた。最後に、勝林寺へ行くことにした。紅葉も有名だが、秘仏の毘沙門天を開帳する、ということに魅かれて、訪ねてみた。DSC00200勝林寺.JPG寺には、和傘が華やかに飾られていて、何か、違和感があったが、せっかく来たので、拝観をお願いした。最近は、手水場に、生け花を飾ることが、流行っているが、この寺も、そちらの方の最先端の寺のようで、多くの乙女やおばちゃんたちが、その「生け花」の写真を撮っていた。部屋に上がると、部屋にも和傘が飾っていたのだが、庭の紅葉がきれいに見えていた。DSC00198部屋.JPG絵は、額に入れると、立派に見えるが、勝林寺の紅葉も、部屋から眺めると、額縁効果があるので、とてもきれいだった。ついでに、黒光りする板でも置けば、もっと数倍の人気が出ると思われるのだが、それはそれとして、目的の毘沙門天様を拝観した。毘沙門天は、定朝作との解説だった。定朝と言えば、おっとりした仏像が想い出されるが、こちらは、憤怒像なので、さすがに強面の、なかなか良い、黒光りした仏像だった。脇侍には、江戸時代に作られたという、妻の吉祥天と子の善膩師童子が控えているのだが、時代が新しいだけに、彩色がきれいだった。ここの礼拝室は、少し斜面になっていて、天を意識する構造とのことだが、初めて経験するスタイルだった。ここには、大正期の虎の画などもあるが、午前中だけで、五か所も観光したので、昨日同様、眼と頭とは満腹感になったので、花よりもおばんざいではないが、おなかの方にもエネルギーを注入すべくホテルに戻って、ビュッフェランチに挑戦した。全身がお腹一杯になったので、午後は、贅沢なシェスタにした。一休みしたら、元気が回復したので、もう一働きすることにした。

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