こんな時に旅行かよ テオティワカン遺跡 メキシコツアものがたり③


二日目(2月21日) 何となく、寝不足で、バス車中の人となった。バスが郊外に向かっているにも関わらず、片側3車線の中2車線が渋滞していた。もう1車線は、市バス専用レーンとかで、ガラ空きなのだが、違反する車には、厳しいビデオ映像が送られてきて、強制ボランティアに、駆り出される刑がある、とのT氏説明だった。途中、地下鉄と並走する場面があったが、メキシコの地下鉄は、安いので、色々変な人が乗っているらしく、スピーカーを背負って、歌を歌いながら、CDを売っているなどなどだった。メキシコのレクチャーもしてくれたが、メキシコは、6割が混血で、2割の白人が、経済を牛耳っている、との話だった。白人と言っても、旧勢力のスペイン人とは限らずに、ユダヤ系やアラブ系の人もいて、最大の財閥は、レバノン系のカルロス・スリムと言う人との話だった。残りの2割が、原住民のインディオだが、62の部族がいて、スペイン語の他に、それらの言語も、公用語とのことだった。ついでの話し、マヤ語という単独の言語はなく、マヤ文明を築いた民族の言葉の、総称らしい。マヤ遺跡は、メキシコの他にも、国境を接する、グアテマラやベリーズなどにも散在していて、範囲が広い、とのことだった。この日の、メインの見学は、テオティワカン遺跡なのだが、途中、メキシコシティの郊外を走った。メキシコシティは盆地で、郊外の住宅は、斜面に雑然と立ち並んでいた。決して、スラム街ではなくて、鉄筋のある、きちんとした建築物とのことだが、カラフルな色が、なかなか興味深かった。DSC00304新興地〇.JPG途中の畑は、ほとんどがサボテンの畑で、食用のウチワサボテン、とのことだった。最初の見学は、テンブレケ水道橋だった。DSC00316水道橋.JPG正式には、世界遺産テンブレケ神父の水道橋水利施設という、マイナーなもので、CT社御用達のような観光地だった。フランシスコ派の神父が、原住民の生活に同情して、水道施設を造った、という代物なのだが、思いのほか、面白かった。世界の文化的な値打ちの上では、ローマの水道橋などが、上なのだろうが、一つには、造った動機、というものが面白い。最大の面白みは、作り上げた、立派なアーチ式の構造に対して、原住民が、不安を覚えて、アーチの間に、日干し煉瓦で、補強をした、というもので、力学的にも、美術的にも、無用のものだが、気持ちが何とも、微笑ましかった。現在は、そのほんの一部が残されていて、その部分も、世界遺産、とのことだった。それにしても、この近くは、バスが立ち往生するほどの、荒れた道路で、観光的に、利用する意思は、全くない、とのことで、日本とは、大違いだと思った。ここから、メインの、テオティワカン遺跡は、近かった。入り口3から入ると、ジャガー神殿があるのだが、これは無視して、直進すると、展望台に出た。眼下に、死者の道が横たわり、左手に月のピラミッド、DSC00326月ピラミッド眺め.JPG右手奥に、太陽のピラミッドDSC00329太陽ピラミッド眺め.JPGが鎮座する、テオティワカン遺跡を俯瞰するような場所だった。ここは、紀元前から、ローマに匹敵するか、凌駕するほどの大都市だった。メキシコ高原では、最古の文化であり、次のトルテカ、アステカの長兄のような文明である。伝承は全くないので、名称は、すべて後の時代に、つけられたものらしい。ピラミッドの名前も、本当のところは、分からないとのこと。月のピラミッドは、遺跡の構造からも、中心をなした重要なピラミッドで、内部には、7つのピラミッドが重層的に、拡張しながら、成長をしてきたピラミッドらしい。それに対して、微妙な位置にあるのが、太陽のピラミッドである。DSC00340月のピラミッド.JPG
テノチティトランのテンプロ・マヨールは、西を向いているのだが、こちらのピラミッドも、西の部分に在るので、「太陽のピラミッド」と名付けられたらしい。しかし、あのピラミッドの中は、天然の洞窟があって、乾季でも、水があるらしい。その真上に、ピラミッドが真四角の構造で、計画的に作られたので、水神を祀っていたかもしれない、というのがT氏説だった。遺跡は、ほとんどが、破壊されて、畑になっていたらしいのだが、今のように、復元された、との説明だった。部分的に、昔のものが残されているのだが、どうやら、真っ赤な色をしていた。復元された石垣の下部には、確かに、赤い部分が残っていた。最初に、月のピラミッドに登った。DSC00333太陽のピラミッド.JPG昔、カンボジャの寺院に登ったことを思い出したが、本当に急で、鎖が無いと、なかなか苦労しそうな角度だった。何とか、這いずるように登ったが、向こうに見える太陽のピラミッドが、余りに巨大で、恐怖を感じるくらいの、迫力でそびえていた。DSC00335死者の道.JPG一息ついて、死者の道を歩いていくと、途中に天幕があり、昔のジャガーの壁画があった。DSC00338壁画.JPG色が鮮やかに残されていた。さらに、進んで、いよいよ、太陽のピラミッドに挑戦した。残り時間は、約1時間だった。一度、階段を登り、そこを下りると、いよいよ登りである。昨年、失敗したトラウマがあるので、ゆっくりゆっくり登ったが、それでも、踊り場があるところで、必ず、休憩をしながら、登った。真ん中を過ぎれば、最後は、思ったよりも、近かった。この階段は、250段だそうだが、本当は、260段あったはずだ、というのがT氏説だが、自分も、これには、賛同する。これは、オルメカ起源なのかもしれないが、古代のメキシコ人は13という数字が好きで、かつ20進法を使用していたので、宗教的な暦の1年も260日だった、はずだからである。DSC00344上.JPG天辺では、一回りをして、風景を楽しみ、下りは半分の15分で下りることが出来た。
如月の 太陽のぼる ピラミッド』(登っては休み 休んでは登る)
帰りは、「表参道」から、帰ったのだが、途中のお土産街で、テオティワカンのピンバッジをゲットすることが出来た。昼食は、近くのホテルのレストランでとった。メキシコと聞かれて、多くの人は、何を連想するのだろうか。一つは、ソンブレロという巨大な帽子と、甘い恋の音楽である、マリアッチだろうか。DSC00352マリアッチ.JPG実は、この二つの体験を、昼食のホテルで、ミニ体験をした。もう一つ、メキシコ名物に、トウモロコシの粉で作ったトルティーヤと、これに具材を乗せた、タコスがある。DSC00354.JPGT氏によれば、タコスは複数なので、一つ食べるのは、タコとのことだが、牛肉を乗せた、タコを食べた。特別においしいものでもないが、唐辛子の香辛料を上手に加味するのが、ポイントかと思った。

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