小蓮華山 白馬岳登山④

 8月3日 朝食は、5時からなので、10分ぐらい前に並んでいたら、みんなが日の出を待っている、というので、行列をキャンセルして、外に出た。薄暗かったが、雲海がバッチリと見えていて、雲の水平線が、薄らぼんやりと見えていた。頂上までは行かなかったが、途中の、信州側の崖の上で、日の出を待った。やや雲が多かったので心配したが、しっかりと、太陽が顔をのぞかせてくれた。
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この日の、無事な下山を、お天道様にお願いして、食堂へ行った。朝食は、皮肉なことに、昨日の夕食よりもおいしかった。この日は何よりも、天気が良さそうなので、それが何よりものご馳走だった。
 白馬山荘を6:00に出発して、昨日と同じ道を山頂へ向かった。眼下の、杓子岳を見ながらの登りだったが、直接に登ったので、6:13には、再びの登頂を果たした。山頂からは、雲海の向こうに、ピラミッドの剣が、実に立派で、立山連峰を従えていた。
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もともと、信仰されていた山は、現在の立山ではなくて、剣岳であり、立山は遥拝所のような山ではなかったのか、と感じた。南の方には、もう一つの北アルプスの雄である、槍ヶ岳が見えていたが、お隣に穂高連峰があり、さらに左には、前穂と思われるピークが、槍と遜色のない感じで、聳えていた。
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前穂は、角度によっては、穂高連峰に吸収されているが、北からの眺めは、甲斐白根山の、北岳と間の岳のような感じにも思えた。また遠くには、八ヶ岳を従えた感じの、名峰富士が、しっかりと見えていた。かつて、火打山から富士山を望んだこともあったが、白馬からの富士も、なかなかの距離であり、この日の幸せを約束してくれているような気がした。もう一度頂上で記念写真を撮り、6:20分に北へ向かった。ここから、三国境までは、馬の背と呼ばれるらしいが、稜線にウルップソウやミヤマアズマギクが咲き乱れる、ご機嫌な山道だった。
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振り返ると、白馬岳の絶景と、剣岳の絶景とがミックスして、思わず立ち止まり、スケッチをした。
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人の賑わう三国境は、ちょうどの7:00に着いた。ここから、左折すれば憧れの雪倉岳へ行けるのだが、今回は残念ながらパスである。小蓮華山へ向かう道は、スカイラインという名前がぴったりの道で、振り返るたびに、白馬岳が堂々と立派に見えた。
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また遠くには鹿島槍の双耳峰が、角度的にも立派になってきた。スカイラインがややカーブしているので、槍→穂高連峰→前穂が順々に現れてきて、再び白馬の頂上から見た角度と同じなった。
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富士は、右手からやや雲が湧いてきている様子だった。やがて、ひと登りすると、賑わっている小蓮華山の頂上へ着いた。
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時刻は、7:40だった。ここには、鉄剣があり、石仏もあって、山岳仏教の名残が感じられた。申すまでもないことだが、小蓮華に対して、大蓮華山とは白馬岳の別称である。土曜日ということで、行き交う登山者も多かった。今回のコースでは、初めてコバイケイソウが現れたポイントは、なかなかシチュエーションが良く、天上の花園という表現がぴったりだった。
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この辺りで、タカネナデシコのピンクの花が、なかなか目立っていた。やがて、行く手に、湖をいだいた、ふっくらとした山が見えてきた。どうやら、白馬大池らしい。
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この辺りでは、左手にたおやかな雪倉岳が、絶妙な雪渓をまとって見えているが、ややガスが上がり始めたのが、気になる所である。8:27に、フナコシの頭というピークを過ぎると、一気に下って行った。大池は徐々に大きさを増してきたのだが、ガスとの競争のようになった。

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