母系社会の復活を

 日本の、人口減少が、深刻のようだ。自然に人口が減ったのか、と思ったら、40年前の政府の肝いりで、子どもは二人以下、という政策をやっていた、と聞いて、びっくりした。その政策では、210年に、人口が減少すると予測していたらしいので、ある意味ドンピシャである。恐るべき、日本政府の政策である。中国の「一人っ子」政策や、インドの「子どもは二人」政策は有名で知っていたが、足元の日本がやっていたとは、灯台もと暗しだった。
 何を言っても始まらないのかもしれないが、それなりの生活ができて、やはり結婚をしないことには、人口は増えないのではないだろうか。身の回りを見ていると、「非正規労働」者の増加が、一番のガンになっているように感じる。この舵を切ったのは、御存じ「構造改革」などと耳障りの良い言葉で国民にも人気の高かった小泉首相である。最近は、この小泉氏の弟子である、現首相が、創造的な労働(新たな労働時間制度)などと称して、やはり耳障りの良い言葉で、今度は、「正規労働」者まで、実質的な賃金低下を画策しているようだ。世の中には、時間外労働を、原則として認めない業種がある。教育業界である。この業界は、大昔には、別の意味で「休み」が多く取れたので、バランスが取れていた。ところが、世の中がせちがらくなってくると、「休み」はけしからん、ということになって、一般労働者と、限りなく近づいてきた。唯一の例外が、時間外賃金を認めない「創造的労働」だった。良い制度か、悪い制度かを、判断するのには、参考になるのではないだろうか。
 教育業界は、永らく机上論が、猛威をふるってきた。選択授業もゆとり教育など、ことごとく理論的には正しかったのかもしれないが、現実には、失敗だった。この理由は、成功例ばかり耳障り良く紹介されるが、これはあくまで、一部の理想的な例に過ぎない。すべてが、一部の理想的成功と、大部分の失敗だった。学者が推奨する机上論というのは、全てが、そうなのではないだろうか。
 日本には、かつて人口減の時代が3回あったらしいが、一番に深刻だったのは、縄文時代だったようだ。縄文時のルーツは、ブリヤートあたりに住んでいた、という説があるが、本当は、るつぼだったのでないだろうか。日本が、この人口減から復活するのは、多くの渡来人がやってきたことが、一つの要因だったことは間違いない。ところで、日本は、アマテラスの大御神や卑弥呼がいたし、母系社会だったことは間違いない。現在の、結婚の大問題は、姑と妻との確執のようだ。就職にまで口を出す親の時代なので、結婚はおろか、結婚生活にまで、悪げなく、干渉するので、一番にたちが悪い。現在読んでいる『湖底の城』に、このようなフレーズがあった。「善人だけが集まっても、必ず悪をおこなう。組織を形成すると、必ず悪をおこなう」「善をなすふりをして悪をなすことほど、悪いことはないとおもいます」というのだが、確かに善意の押し付けが、一番悪いのかもしれない。昔から、日本には、娘の出産に実家のサポートする習慣があったが、これからは実質的に、日本を昔の母系社会にするのが、良いのかもしれない。

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